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第71期王将戦二次予選の展望

ALSOK杯王将戦は、シード棋士4名と予選を勝ち上がった棋士3名の、7名によるリーグ戦を行い挑戦者を決定します。予選から挑戦者決定リーグに進出する3名を決める二次予選が6月22日から始まりますので、既に発表されているトーナメント表の顔ぶれを確認しておきたいと思います。

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第一ブロック
前期の挑決リーグで3勝3敗となり、まさかの陥落を喫した藤井二冠が大本命と思います。名人挑戦を果たした斎藤八段や、先日順位戦で藤井二冠の22連勝を止めた稲葉八段がおり、決勝は好勝負が期待されます。なお藤井二冠の初戦の相手は、升田幸三賞を受賞した伝説の△7七同飛成を指した相手の石田五段と、過去0勝1敗と負け越している井出五段の勝者となっており、いずれにしても楽しみな対局となります。

第二ブロック
前期の挑決リーグで陥落した佐藤(天)九段に、A級の菅井八段、B級1組の三浦九段、近藤(誠)七段、各棋戦で活躍する澤田七段、池永五段と、誰が勝ち上がってもおかしくない激戦ブロックとなりました。期待を込めて、一次予選から這い上がってきた近藤(誠)七段を本命に挙げておきたいと思います。

第三ブロック
前期の挑決リーグで陥落した木村九段に、佐藤(康)九段、糸谷八段、山崎八段とA級の強豪が3名も入る激戦ブロックです。比較的年齢層の高いブロックとなりましたので、棋風が若々しい山崎八段を本命に挙げておきたいと思います。

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