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女流ABEMAトーナメント2023ドラフト予想

女流ABEMAトーナメント2023の開催が発表され、3月4日にドラフト会議が放映されます。

好評のABEMAトーナメントの女流棋士版である女流ABEMAトーナメントは、2018年に個人戦で、2021年に団体戦で行われ、今回は第三弾となります。前回は3人1組の6チームによる団体戦でしたが、今回はチーム数が減るものの3人1組の4チームによる団体戦ということで、概ね前回のやり方が踏襲されるようです。

女流ABEMAトーナメントは、日頃観る機会が少ない女流棋士の将棋や性格を知ることができ、個人的にはとても楽しみにしています。まずはドラフト会議でどのようなチーム構成になるのか、予想してみたいと思います。

4人のリーダー

加藤桃子女流三段
前回優勝チームのリーダーです。前回は決勝でそれまで無敗の快進撃を続けていた西山女流三冠(当時)に土を付け、フルセットの最終局にも勝ってリーダーとしての貫録を示しました。
里見香奈女流五冠
前回は予選から無敗の8連勝でチームを牽引しましたが、準決勝ではフルセットの最終局で西山女流三冠(当時)に敗れて敗退しました。第一人者として、今回は優勝を目指します。
西山朋佳女流二冠
前回準優勝チームのリーダーです。前回は11勝1敗と驚異的な強さを見せましたが、決勝で喫した唯一の黒星で惜しくも優勝を逃しました。今回はリベンジの想いが強いと思います。
伊藤沙恵女流名人
個人戦だった女流AbemaTVトーナメントの優勝者です。前回は準決勝で敗れ、チームメイトに感謝の涙を流したシーンが印象的でした。

ドラフト有力候補(前回出場者)

今回はチーム数が減ったこともあり、前回活躍した女流棋士を中心に選ばれると予想しています。
上田初美女流四段、香川愛生女流四段、室谷由紀女流三段
いずれも中堅の実力者ですが、チームの精神的支柱としても欠かせない存在感があると思います。
渡部愛女流三段、山根ことみ女流二段
前回はリーダーとして出場しており、その経験値はチームにとっても有益だと思います。
石本さくら女流二段、川又咲紀女流初段、塚田恵梨花女流初段、野原未蘭女流初段
若手成長株で前回の経験を活かせばチームに貢献できそうです。
清水市代女流七段、中井広恵女流六段
言わずと知れた女流棋界のレジェンドで、個人的にはまた観たい存在です。

ドラフト有力候補(その他)

前回出場していなかった中にも実力者は多く、今回は指名されるかもしれません。若手有利とも言われるフィッシャールールを考慮し大抜擢があると嬉しいです。
甲斐智美女流五段、中村真梨花女流三段、鈴木環那女流三段
各棋戦で上位の常連で、前回選ばれなかったのが不思議です。
北村桂香女流二段、武富礼衣女流初段、加藤結李愛女流初段、脇田菜々子女流初段
期待の新鋭で、実績も上げつつあります。瞬発力を見込んで選ばれるかもしれません。
松下舞琳女流1級、木村朱里女流1級、鎌田美礼女流2級
今年度デビューの新人です。この中から1人でも選ばれると話題性は抜群です。

本家のABEMAトーナメントでは、リーダーが前回と同じメンバーを指名するケースも見られましたが、女流でも同様の指名があるのか、優勝を目指して少しでも強いメンバーを取りに行くのか、注目していきたいと思います。また前回は棋士を監督に招く制度がありましたが、今回も継続されるのかどうか発表の中では明記されていません。ドラフト会議ではその辺りも明らかになると思いますので、楽しみにしたいと思います。

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