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第79期順位戦B級1組9回戦

12月3日に順位戦B級1組9回戦の一斉対局がありました。

山崎八段が行方九段に勝ち、7勝1敗とトップを守りました。2敗の永瀬王座も勝って7勝2敗、郷田九段も勝って6勝2敗となっています。2枠しかない昇級に向け、A級未経験の山崎八段と永瀬王座がリードし、郷田九段が追う展開に変わりはありません。次局10回戦では、永瀬王座と山崎八段の対局が組まれており、お互いに勝てば昇級に大きく前進する重要な1局となります。

3敗同士の対局となった千田七段と近藤七段の対局は、近藤七段が勝って5勝3敗となっています。近藤七段は開幕3連敗でしたが、5連勝して全体の中で4番手まで上がってきました。昇級直後で順位が低いため、厳しい状況に変わりはありませんが、順位戦初参加から5期でA級昇格という歴代3位タイのスピード出世記録に向け望みをつないでいます。

一方、3名が降級する残留争いも熾烈になってきました。前期は3勝9敗がボーダーラインでしたので、まずは4勝を目指しておきたいところです。9回戦を終え、2勝は行方九段と深浦九段の2名、3勝は久保九段、屋敷九段、丸山九段の3名です。いずれも経験豊富なベテラン勢なので、ここからの巻き返しに期待したいと思います。

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