最近の対局振り返り
書かねば書かねばと思いつつ、「対局前日」のタイトルばかりが連なってしまいました。
中継が無いと、結果が更新される翌日まで振り返りを書けないので、流れに流れてしまうんですよね…。
5局分くらいかな?ざっと振り返ると、内容としては負けた将棋は中盤で崩れてしまい、終盤まで辿りつかない事が多かったです。
昨日が今年度最後の将棋で、その前の白玲戦に続き、比較的良い内容で勝つ事が出来ました。
特に昨日の将棋は自分なりの「自慢の一手」が指せたのでご紹介します。
和田はな女流2級はホヤホヤの新人女流棋士ですが、少なくとも10年位前には彼女を知っています。たしか平手も1局指してるハズ。
昨日の対局終わりにおいくつになられたのかを聞くと「19歳です」だと言われ、10年経ってもまだそんなに若いんかい!と笑ってしまいました。
当時は中飛車ばっかり指していた気がしますが、最近は居飛車も多く指すようです。
公式戦では初手合なので、久しぶりに四間飛車穴熊を採用し、相穴熊になりました。
便宜上先後を反転しています。
▲15角と▲48から桂取りに角を飛び出してきた局面です。
5筋を押さえ込まれていますが、6筋7筋に歩が垂れているのがこちらの主張です。
第1感は△25桂と軽く跳ねる手ですが、▲33角成と普通に成り込まれると中央が厚くなってしまいます。
△32飛が「自慢の一手」です。
桂取りを受けただけで悔しい手に見えるので、これが?なんで?と思うかもしれません。
以下▲34歩△14歩▲33角成△同飛▲同歩成で桂馬を取られましたが、△56歩▲同飛△67角と進むと意外と攻めがうるさいです。居飛車穴熊に対して、△76歩の拠点は見た目よりも大きいのです。
△32飛の様なジッと耐える様な手で間合いをはかれる時は、ちゃんと手を読めている時です。昨日は久しぶりにしっかりと読めたと納得出来る将棋を指せました。
終わり良ければ全て良し、とはなかなか言えませんが、それでも良い内容で1年を締め括ることが出来たのは良かったです。
既に4月の対局がいくつか決まっているので、より良い内容の将棋を指せるように準備したいです。
読んでいただきありがとうございます。 単純なのでスキやフォロー、サポートをしていただけると更新頻度が上がると思います。笑