年齢なんか関係ない!
「10年以上野球やってないのに143km/hを芯に当ててるのが凄すぎる」
カブスのダルビッシュ有がつぶやいた。
各球団から戦力外通告を受けた選手がプロ野球で生き残るために挑む合同トライアウト。これに新庄剛志氏(48)が挑戦したことについてダルビッシュがツイートした。
戦力外になったとはいえ、相手のピッチャーは今シーズンまで現役で投げていたプロ野球選手。10年以上、野球をやっていなかった48歳の男が最後の打席でランナー一、二塁のチャンスでヒットを打ったのだからスゴイ!
スポニチAnnexに新庄剛志氏のインタビューがあったので写真と共にシェアさせていただいた。
―チャンスで左前打が出た。
「今回、無観客でテンションめちゃくちゃ下がってたけど、ランナーがいてくれてアドレナリンが出て、ボールがよく見えた。止まってたんじゃないかというくらい」
―この1年間への挑戦。
「1年前にプロ野球選手になるって言って、正直ちょっと無理じゃないかと思う時期があった。けど、みんなの応援があって、きょうこの場に立てたことに感動した。小学校で空き地で野球やってるような気持ちだったね」
―48歳。親子ほど年の離れた参加選手だった。
「めちゃくちゃみんないいヤツ。初めて会うのに、友だちのように話してくれたから気が楽になった」
―感じたこと。
「もし球団に入ることができたら、トレー二ングコーチ、器具がそろってるから(パフォーマンスが)戻ってくる気がする。脚の回転やら、パンプアップができる。ポイントは目だった。ものすごく球が見えてる。タイムリー打ったときも、追い込まれても大丈夫だった。前の2打席凡退していたから、逆に落ち着いていこうという気持ちになれた」
―日本ハム在籍時は派手なパフォーマンスで魅了したが。
「ここに立つことがパフォーマンスでしょう。だって48歳ですもん」
―髪の毛の色も、黒に近い形に…。
「おとなしめというか、自分自身がしっかりした野球の姿を見せたいと思ったから。自然にこうなったね」
―久々のプレーだった。
「打席に立ったときに“うわ!野球やってる”っていう気持ちになれたね。この1年間は自分に勝てた気がする。こんなに野球の練習したことなかったから。現役時代はめちゃくちゃセンスがあったから。トレーニングしていく中で、肩や脚が張ってきて、やっと野球選手の気持ちがわかった。トレーナー室で治療している選手見たときに“なんでトレーナー室とか行くんやろう”と思ってたもん」
―左前打について。
「申し訳なかったのは、タイムリー打った後に手を上げてしまったこと。ピッチャーの方に本当に申し訳ない」
―緊張感は?
「緊張じゃないけど、球場入りのときは今までの人生でない気持ちになった。自分でも分からなかった」
彼は本当のスターで、愛するべき存在だと感じた。そして、この舞台に立つために、ものすごい努力をしてきたのがわかった。先日のタイソンも同じでただの話題づくり、金儲けの見せ物ではなく、自分を追い込んでリング、グラウンドに立った。
彼はこうも答えた。
「やり遂げた感ある」
「6日間でオファー来なかったら野球は終わり」
きっとオファーがあると思うが、もしプロ野球に復帰できなくても、多くのファンたちに感動を与えてくれた!
ありがとう!
年齢なんか関係ない!
小説「クロウ・キッズ❗️」朗読21Kobeの支配者からのミッション音声note
https://note.com/shogenz/n/n4ea166b5c2da