#11 誰かにお願いできないか?を考える。
個人事業主や零細企業をたちあげる時、まず考えるのは自分でできることは自分でやっちゃおうと言う考えだと思う。
税理士→高いからセルフで。
弁護士→雇えないから基本ナシで。
デザイン→高すぎるからセルフで。
コンサルティング→もってのほか。自分で考えるアイデアis最強
と言った具合である。
当然外注すればするほど手残りの利益は多い。スモールビジネスをするなら当然売り上げは限られてくるもので、余程のことが無い限り一人で3000万円も年間売り上げがあれば万々歳だと思う。
実際、その規模まで行って全て一人でやっているとしたらまあまあ、贅沢してもそこそこ手残りがある程度にはなっているのではないか。勿論、業種によって大きく異なるが。しかし実際のところ、全て自分でやると言うのは悪手だと思う。なぜならスケールメリットが取れないからである。
ビジネスにおいてスケールするメリット程大きなものはない。マクドナルドは24時間ずっと営業してどこにでもあるからこそ顧客の認知も信頼も厚い。でもスモールビジネスで一人で運営していたらどうか?直近の手残りは多いが、一人で日本全国出店、対応するなんてインターネット、ECだけの場合でも不可能なのではないだろうか。
そしてスケールメリットを獲得していくためにはスピードが命である。一店舗一店舗着実に利益を増やして広げていく経営も大切だと思うが、それだけでは足りないのではないだろうか。
完全に薄利、あるいは儲けが0円になる可能性はあるが、インフラを先ず作る価値は十分にあるのではないか。だからこそ儲けが0円でも誰かに任せられないか?と考える思考は大切である。