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【シンカビト vol.2】目標達成を導くための鍵は 「どう歩み寄るか」を考えていくことにある

今回のシンカビトでご紹介するのは、GRIT NATION TX (Team Transformation) Directorであり、スポーツ、ビジネスなど様々なカテゴリーで活躍する川尻隆さんです。

新しい医学・医療の形を、「動作学」を基礎に研究を続け、日米でその卓越したトレーニング理論のセミナーを数多く開催しています。

目標達成を「導く」という立場にいるすべての人が実践するべき「歩み寄り」について、進化を続けるシンカビト 川尻隆さんと、GRIT NATION代表の林 周一郎さんのお二人が語り合いました。

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⬜︎ " 常識 " を変えていくための挑戦

代表 林 周一郎 (以降 林):GRIT NATIONは川尻さんが提唱する「動作学」を取り入れましたね。

川尻 隆さん(以降 川尻):このトレーニングは、「痩せる」とか、「筋肉を大きくする」ということではなく、身体性を高めていくためのアプローチです。これまで良いとされてきたトレーニング方法の延長線上にあるものではないので、メソッドというよりは身体の認識から変えるものですね。

林:何かを所有していないといけない時代から、今はなんでもシェアができる時代に変わりましたよね。でも、唯一シェアができないものは身体です。だからこそ身体性はより重要性を増していくのでしょうね。

川尻:そうですね。僕たちが伝えるのは単なる筋トレではなく、これからを生きる自分の軸を確かなものにするための身体性へのアプローチ。
ただ、伝えることがとても難しい。「ジム」「トレーニング」といった、人の認識の壁をまだまだ越えられていないと感じます。
要するに物事の捉え方とか考え方の基本的な枠組みが変わるっていう話なので、何の分野にしても、常識や当たり前という認識の壁を越えていってもらえるようにするのは大変ですよね。

林:そういうことに僕たちは今、チャレンジしてるんでしょうね。

⬜︎ 目標達成に向けて、「導く」という立場にいる人が実践してみるべきこと

林:川尻さんはトレーナーとして「導く」という立場にいますが、その上で大切にしていることはありますか?

川尻:「歩み寄る」や「寄り添う」ことですね。
目標はやっぱり最高値を目指していきますが、常に「現在地」をちゃんと示して、目標を細かく設定してあげることが必要だと思っています。
「あなたは今この段階にいるので、まずはこの位置を目指して、それがクリアできたら、次はもう少し高いこの位置を。」といったようにです。

林:なるほど。

川尻:多くの人は目標を高いところだけに設定してしまい、「そこまで来ないと意味がない。」「あの人には厳しいよね。」となりがちです。
まずは歩み寄って、そこから高い目標に向かって一緒に歩んでいくというような状況にすることが大事です。

林:とても大事なことですね。

川尻:はい。人が前に進めない理由は指導者がそこまで歩み寄ってないからなので、彼らが動かないからではないのです。

林:そうなると、「どう歩み寄ればいいのか」ということを考えるべきですね。

川尻:はい。これは僕たちが仕事でしている対人のトレーニングセッションでもそうですし、あらゆる分野の「導く立場」にある人はみんな基本やることは一緒なんですよね。同じことを違うレイヤーでやるだけです。

林:そこに、世のすべての指導者たちの可能性を感じますね。

川尻:はい。とても感じます。

--Part 2に続く


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