<筋肉は裏切らないけど、脂肪は忠誠心がすごいって聞いた>13/100
6 Feb. 2022
Morning weight: 77.7kg
Sleep duration: 5:22
Sleep score: 68
Morning Ritual ○
VALKEE ○
Walking ×
Brain Wave ○
Coffee ○
Sun Salutation ○
Stretch board ○
Stretch pole ○
朝から車で出かけ、目黒通り沿いのコンビニに寄ったほんの束の間。
じっとりした目つき、緑のおじさんコンビに取り憑かれている僕の車。
交わす言葉もなく、狩り損ねた獲物を前に悔しさ滲ませる彼ら。
僕の心の中の悪魔が、こいつら何が楽しくてこんな仕事してんねんと憤慨する一方、よく考えると人から感謝される仕事の方が少ないんじゃないかとも思うわけです。(コーチという職業はその点、本当に素晴らしいですが)
ほとんどの人はクライアントを前にすることなく、自分の役割に徹しているはず。そう考えると、仕事のやりがいなんてものを直接的に感じることは稀なんじゃないか。だとすれば、やはりモチベーションを自分の外に置いてしまうことは得策とは言えないわけで、自分なりの規律と一貫性を持って仕事に向き合うべきなんでしょう。僕も緑のおじさんも。
気づけば緑のおじさんたちへの怒りが少し軽くなっていました。これをメタ認知の効果と呼んでいいのでしょうか。
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友達と、死ぬまでクソみたいな話で笑い合って生きるために、今この時期の過ごし方を見直した方がいい。もちろんそうです。
でも、時間軸が長くなるとどうしても現実味が薄れるのも事実。身近な大問題は、今この瞬間の筋肉や脂肪だったりするわけです。
「筋肉は裏切らないけど、脂肪は忠誠心がすごいって聞いた」
Twitterでバズった言葉のようですが、確かに実感値として脂肪の忠誠心は強く感じます。
しかしですね、体にくっついているものとして筋肉と脂肪は横並びに感じますが、筋肉は構造物であり、脂肪はエネルギーの貯蓄物。
この手強い脂肪をいかに燃やすかという議論は、細胞レベルでする必要があります。
40兆個の細胞でヒトの身体は構成されているわけですが、その一つ一つにミトコンドリアという微生物が寄生していて、同じ人間の中にいるミトコンドリアは全てクローン(同一)です。ちなみに受精時に父と母のミトコンドリアが出会うわけですが、父側のミトコンドリアは分解されてしまうので、子のミトコンドリアは全て母譲り。お母さんのお酒の強さが遺伝するというのは、この辺りに理由があるようです。
この細胞の中にいるミトコンドリアが、細胞内呼吸によってブドウ糖や脂質を代謝してエネルギーを合成します。つまり僕らの肺呼吸は、ミトコンドリアに呼吸させるためにあり、酸素で発電して二酸化炭素を排出するシステムになっています。
特に脂質を燃やすためにはミトコンドリアに大量の酸素が必要なので、有酸素運動がダイエットに効果的という理屈が成り立つわけです。
糖質を極端に制限して、脂質をエネルギー源とするケトジェニックという手法もありますが、実は脂質には細胞の調節機能がない(糖質にはある)ので、健康やパフォーマンスという観点からはあまりお勧めできません。
じゃあどうすんのよ?という疑問に答えるため、次回からはダイエットのお話。格闘家の減量も請け負う僕達が、どんな考えを持っているかシェアさせて頂く所存です。