DJ PythonのAngelがピッチフォークのThe 100 Best Songs of the 2020s So Farの54位に選ばれていた
DJ PythonのAngelがピッチフォークのThe 100 Best Songs of the 2020s So Farの54位に選ばれていた。
ピッチフォークの記事は普段まったく見ないのだけれど、The 100 Best Songs of the 2020s So Farのプレイリストがspotifyにアップされていたから、どんなものかと飛ばし飛ばしに流していたら、自分がとても好きな曲が入っているのに気が付いた感じだった。
DJ Pythonは、自分的には「Mas Amable」がやっぱりベストだけど、「Angel」もほんと素晴らしい。
(「Angel」が収録された「Club Sentimientos vol 2」も全曲「Angel」並みとはいかないけれど、総じていい感じだと思う)
出た当時はめちゃくちゃ聞いていたし、今でも「Mas Amable」はとてもよく聞くし、「Angel」もたまに聞く。
ただ、ピッチフォークのリストは「The 100 Best Songs of the 2020s So Far」ということで、2020-2024の20年代前半ベストでの、歌ものの曲のリストなのだけれど、「Angel」は曲中に人間の声すら入っていなかったりする。
けれど、ピッチフォークの人たちが、歌ものじゃなくてもbest songsに入れておこうとしたのも納得なくらい「Angel」は素晴らしいのだ。
「Angel」は10分超えの曲だけど、ループさせて1時間とか2時間流していてもずっと気持ちいい。
そういう感じの音楽として音の重なりが鳴らされているというより、個々の音の連なりが音楽に成っていく様子が聞こえている感覚になるから、聞かされている感がないし、音の感触だけをたどっている状態になるから、曲のイメージみたいなものに付き合わされている感覚もない。
適当に何かのプレイリストを流していて、だんだん音楽が聞こえているのがしんどくなってきたら、DJ Pythonの「Mas Amable」か「Club Sentimientos vol 2」流して、気を楽にできたりする。
(国府達矢の「ロック転生」「ロックブッダ」もそういう効用がある)
音楽に疲れてきたときに聞いて気分がすっきりする音楽って、ほんとすごい音楽だと思う。
(国府達矢の音楽が、音楽を聞くのに疲れてきたときに聞くと、疲労感が一気に薄れていくものだということについては、この記事でいろいろ書いている)
(終わり)