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記事分類/蔵書紹介

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買ったけど読んでいない本について紹介します。本の概要、興味を持ったポイント、購入や積読の経緯など。
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2023年11月の記事一覧

蔵書紹介:脱税の世界史/大村大次郎

本の概要『脱税の世界史』 世界史の出来事が脱税や税金を軸にして解説されている。国家による課税があり、それに対する国民や富裕層の脱税があり、国家の徴収や衰退していく様の事例を読むことができる。有名YouTubeチャンネルで紹介されたことでもよく知られている。 購入経緯と読書状況昨日紹介した『帳簿の世界史』の類書として購入した。まだ読んでいない。

蔵書紹介:帳簿の世界史/ジェイコブ・ソール

本の概要『帳簿の世界史』ジェイコブ・ソール (著), 村井 章子 (翻訳) 帳簿・複式簿記・会計管理の成り立ちや事例が紹介されている。文庫ではあるがページ数は360超、文字サイズもかなり小さく、図表はほとんどない。内容的には学びのある良書だと思うが、帳簿というテーマも相まって難しそうなのでとっつきづらい。 購入経緯と読書状況堀元見さんの衒学チャンネルの動画を見ておもしろそうだったので購入した。とっつきづらさにやられてしまい、まだ読んでいない。

蔵書紹介:ITレジリエンスの教科書/大和総研

本の概要『ITレジリエンスの教科書 止まらないシステムから止まっても素早く復旧するシステムへ』 ITサービスのシステム障害について完全な予防を目指すのではなく、発生率の抑制や迅速な復旧を目指すという考え方や方法論が書かれている。近年のITシステムはシステム間連携による外部影響や利用者・アクセスの多様性の広さにより、完全な予防は難しく、コストも見合わない。このため、現実的には一定確率の障害は許容して、むしろ障害時に備えた準備をおこなうことが望まれる。本書ではシステム構築時や運用

蔵書紹介:ドメイン駆動設計入門/成瀬允宣

本の概要『ドメイン駆動設計入門 ボトムアップでわかる! ドメイン駆動設計の基本』 ドメイン駆動設計(DDD)の入門書。ドメイン駆動設計といえば『エリック・エヴァンスのドメイン駆動設計』が有名で、用語の難しさが知られているが、本書はエヴァンスよりも初心者向けにやさしく書かれている。海外著者の日本語訳ではなく最初から日本人が書いているため、日本人にとって読みやすくなっているだろう。 本書はエンジニアの理解のために、モデリングされた概念を実装へ落とし込むパターンに重点を置いて、

蔵書紹介:テスト駆動開発/Kent Beck

本の概要『テスト駆動開発』Kent Beck (著), 和田 卓人 (翻訳) テスト駆動開発(TDD)の方法論の解説書。動作するきれいなコードを目指すための開発モデルについて実例を見ながら学ぶことができる。テーマ・内容的に骨太でロックではあるが、海外原著の日本語翻訳のため文化の違いがあったり、テスト駆動開発自体のハードルの高さもあるため、少しとっつきづらい。 後述のとおり私は本書を読んでなく、別の方法での学習もできていないため、テスト駆動開発への理解度もあまり自信がない。

蔵書紹介:ネットワークはなぜつながるのか/戸根勤

本の概要『ネットワークはなぜつながるのか 第2版 知っておきたいTCP/IP、LAN、光ファイバの基礎知識』戸根 勤 (著), 日経NETWORK (監修) ネットワークの動きの仕組みについて網羅的に書かれている。ブラウザがWebページを表示するまでの一連の動きについて、電気信号やデータの流れ、途中にあるサーバー・ネットワーク機器・ソフトウェアなどの仕組み、これらに使われている個別の技術についての解説がある。昨日紹介した『プログラムはなぜ動くのか』と同じシリーズで、IT技術の

蔵書紹介:クラウドエンジニアの教科書/佐野裕, 伊藤俊一, 小嶋宏幸, Namihira

本の概要『クラウドエンジニアの教科書』株式会社ハートビーツ (著), 佐野 裕 (著), 伊藤 俊一 (著), 小嶋 宏幸 (著), Namihira (著) クラウド(特にIaaS/PaaS)を使ったエンジニアリングの概要について、代表的なサービスであるAWS、GCP、Azureを例にして説明されている。本書のテーマは基本的なクラウド用語、リージョン、ネットワーク、ストレージ、IAM(ユーザー管理)、認定資格、実際の使い方、費用、Windowsインスタンス、IaC(Inf

蔵書紹介:絵で見てわかるITインフラの仕組み/山崎泰史, 三縄慶子, 畔勝洋平, 佐藤貴彦

本の概要『絵で見てわかるITインフラの仕組み 新装版』山崎 泰史 (著), 三縄 慶子 (著), 畔勝 洋平 (著), 佐藤 貴彦 (著), 小田 圭二 (監修) ITインフラの全体像や基本的な知識について、図解を豊富に用いて、初心者・若手エンジニア向けに書かれている。章立てとしては、インフラアーキテクチャの種類、物理サーバー、3階層型システム、個別の理論(同期/非同期、排他制御、データ構造、アルゴリズム、キャッシュ、レプリケーションなど)、ネットワーク、冗長化、性能など実

蔵書紹介:絵で見てわかるOS/ストレージ/ネットワーク/木村達也, 西田光志, 鳥嶋一孝, 田中彰人, 小田圭二

本の概要『絵で見てわかるOS/ストレージ/ネットワーク 新装版』木村 達也 (著), 西田 光志 (著), 鳥嶋 一孝 (著), 田中 彰人 (著), 小田 圭二 (著, 監修) OS/ストレージ/ネットワークのアーキテクチャと原理/原則について、これらを使う側であるデータベースから見た特定の製品に依存しない解説が書かれている。豊富な図解で初心者・若手エンジニア向けに書かれているが、内容は本格的なので(つまりそれなりに難しいことが書かれているので)本書を理解すれば大きく成長

蔵書紹介:SEのためのネットワークの基本/秋山慎一

本の概要『SEのためのネットワークの基本 (SEの現場シリーズ)』 ネットワーク技術の入門書。ネットワークが苦手なシステムエンジニアや、新人のネットワークエンジニアに向けて書かれている。基礎技術の解説に始まり、計画、設計、構築、運用と実践的なテーマが並べられている。発売は2005年で少し古いが、ネットワーク技術のベース部分はあまり変化していないため今でも十分通用すると思われる。 購入経緯と読書状況いつ購入したかは覚えていないが、ネットワークやインフラの知識不足を補いたくて購

蔵書紹介:Webエンジニアが知っておきたいインフラの基本/馬場俊彰

本の概要『Webエンジニアが知っておきたいインフラの基本 ~インフラの設計から構成、監視、チューニングまで~』 Webサービスのアプリケーションエンジニアやフロントサイドエンジニアに向けてインフラ技術が解説されている。近年のアプリケーション開発とインフラ運用の不可分の実現や、役割分担する際のインフラとの連携や配慮を目指して書かれている。 章立てではインフラ技術の基礎知識、サーバ構成、調達・構築、運用、チューニングをテーマに挙げている。クラウド・IaaSを用いたインフラ構築

蔵書紹介:入社1年目からの「ネットインフラ」がわかる本/村上建夫

本の概要『入社1年目からの「ネットインフラ」がわかる本』 通信技術とネットワーク基盤について解説されている。多数のキーワードの解説を中心とした教科書的な構造になっている。章立てはネットワークの種類と全体像、インターネットプロトコル、イントラネット、VPN、音声通信、信号、有線通信、無線通信、セキュリティについて挙げている。ネットワークおよび低レイヤーに特化している。 購入経緯と読書状況先日紹介した『絵で見てわかるITインフラの仕組み』などと同様、翔泳社の「SEshop」で安

蔵書紹介:クラウド時代のネットワーク入門/大喜多利哉

本の概要『クラウド時代のネットワーク入門 要素技術、設計運用の基本、ネットワークパターン』 コンピューターネットワーク技術の仕組みについて新しい情報や普遍的な知識が紹介されている。章立てはネットワーク技術としてTCP/IP、プロトコル、Web技術としてHTTP、証明書、ドメイン、また、ネットワーク機器、クラウドサービス、設計、構築、運用、セキュリティ、監視など基本的かつ実務での実用性のあるテーマが多い。図解が多く、また本自体が厚すぎないため、入門向けにとっつきやすくなっている

蔵書紹介:先輩がやさしく教えるシステム管理者の知識と実務/木下肇

本の概要『先輩がやさしく教えるシステム管理者の知識と実務』 情報システム部門に求められる基礎知識が書かれている。内容は入門向けで、社会人経験の浅い人やシステム部門への異動者が本書の想定読者と思われる。説明文が平易でしかも図表が豊富なため読みやすい。 テーマとしてはPC、ネットワーク、サーバなどの仕組みの基礎知識や、情シスの定常業務、突発業務について、現場の実践で必要なことが挙げられている。本書は担当者レベルの視点が多いため、より上位レイヤーの視点(たとえばシステムを守るの