関西学生野球連盟 選手紹介

どうもどうも。

今回は本日(4月6日)に開幕する関西学生野球連盟の選手を紹介します。時間的にちょっと遅刻していますが…
ドラフト好きということもあり、大学の選手も多く追ってはいますが、なぜ関西学生野球なのか。深い理由はありません。リアルの知人たちが現地に行くようなので、その参考になればと思っただけです。
筆者自身も追い切れておらず、詳しく語り切れないところもありますが、ご容赦頂ければと思います。


関西大学

OBの現役プロ選手は岩田稔(阪神)のみで、それ以前でも黒沢俊夫(読売)、山口高志(阪急)、西谷浩一(大阪桐蔭高校監督)ぐらいしか名の知れた人はいません。しかし、最近では山口氏がコーチを務め、投手力が上がってきているように思います。昨年途中までパナソニックに所属し、現在ダイヤモンドバックス傘下のマイナーにいる吉川峻平、大阪ガスの阪本大樹、日本生命の山本隆広らがいて、今後の活躍・プロ入り・メジャー昇格が期待されます。

肥後皓介(4年・RHP・広陵)
昨年は2季続けて規定投球回に到達し、主軸に成長した投手です。奪三振率はそこそこながら高い制球力を持ち、与四球率はともに1点台でした。今年はエースとなるでしょうか。

高野脩汰(3年・LHP・出雲商業)
昨年春に防御率0.63を記録。秋は山本の先発復帰に押し出されましたが、春に4あったK/BBが1.3まで悪化したのもその一因でしょうか。能力は高いはずなので、今年は肥後に次ぐエース格としての活躍を期待したいです。

野口智哉(2年・OF・鳴門渦潮)
高3夏の甲子園に出場した試合をテレビで見ましたが、腰が捩じ切れんばかりのスイングが印象的でした。当時は遊撃手でしたが大学では外野手に。春はいきなり打率.364を記録しましたが、秋は.140の大不振。1年間で天国も地獄も味わって、成長した姿が見れるでしょう。


関西学院大学

2012、13年にリーグ優勝がありますが、それ以前も長い低迷期があり、あまり強いチームとは言えません。ですが宮西尚生・荻野貴司・清水誉・田村丈・近本光司をプロに輩出しており、育成力が無いわけではなさそうです。

黒原拓未(2年・LHP・智弁和歌山)
林晃汰(広島)らが2年で甲子園に出場した時のエース。小柄ですが強い球を投げ込んでいたのが印象的でした。関学に入学後はすぐにリーグ戦に投入され投げまくっています。大黒柱の藤井が卒業した今年はいよいよエースでしょうか。

衛藤慎也(1年・RHP・聖光学院)
名字がかっこいい(小並感)。3年春のセンバツでは肘の手術の後かなにかで調子はいまひとつでしたが、夏に帰ってきたときはめちゃくちゃ強い球を投げていました。1年から出番があるのではないでしょうか。


京都大学

弱い(直球)。スポーツ推薦の存在しない国立大学なので、まあ多少は… プロ入りした彼も今は商社マンですし。それでも善戦はしていると思うんですけどねえ。

藤原風太(4年・RHP・東海大仰星)
あの京大で通算5勝をあげている大エース。細かい成績の数字を見るとさして良いところはありませんが、このチームにおいては勝てばよかろうなのだ。今年は勝ち点獲得を期待しましょう。

西拓樹(4年・IF・西京)
昨春、打率.353でベストナインにも選ばれた巧打者。あまり京大の事情には詳しくありませんが、唯一と言ってもいいぐらいの注目したい打者です。


近畿大学

強い(直球)。同リーグで最多の優勝回数を誇ります。スポーツ推薦に力を入れているようで、全国から優秀な選手が集まります。高校野球を熱心に追っている人なら「この子も近大だったのか!」というケースが多くあるかと思います。

村西良太(4年・RHP・津名)
細身のサイドスローながら最速150キロを誇るドラフト有力候補。とは言っても昨秋しか実績が無く、今年を真の価値を見せるシーズンに出来るでしょうか。圧倒的なK/9やWHIPを残しながら防御率がさほど良くないというのも少し気がかりです。

鷲﨑淳(4年・LHP・創成館)
忘れもしない。あれは4年前の夏の甲子園。天理高校の応援に行った私の目の前で、サヨナラヒットを放って天理を負けさせた男、それが鷲﨑でした。あれから4年。投手に専念した彼にとって勝負の年になっています。リーグ戦での実績はほぼありませんが、昨秋の神宮大会で好投し、今年に弾みをつけました。活躍しなかったら承知しませんわぞ。

谷川刀麻(4年・RHP/OF・星稜)
高校時代から二刀流として注目されていた選手が、大学でも二刀流を貫き、ドラフト戦線に殴り込みをかけます。打つほうでは昨秋.356の打率を記録するなど順調に成長していますが、投手としてはまだまだ。どれぐらいやれるのか、単純に楽しみです。

林山大洲(3年・LHP・創成館)
昨秋に突然現れた左腕。初登板(多分)がリーグ戦開幕の1戦目という期待の高さで、防御率リーグ2位とその期待に応えました。140キロを超える力のある直球が印象的ですが、奪三振率は低くK/BBも1程度なので、今後自分の色が出てきてくれることを期待しています。

佐藤輝明(3年・3B・仁川学院)
大学日本代表にも名を連ねた左の大砲。当時は外野手でしたが、昨年からサードにコンバート。少々ばたついていた印象でしたが、今年になってどれぐらい成長しているでしょうか。打撃でも、パワーがあるのは分かりますが、もう少し確実性を高めたいところです。

大石晨慈(1年・LHP・近大付)
昨夏に南大阪代表として甲子園に出場した技巧派左腕。割とがっちりした体格なのに直球ごりごりタイプじゃなかったのが良い意味で印象に残っています。育って(懇願)。


同志社大学

京大を除く5大学の中では一番「賢い」とされ、何となくハイカラな印象の大学。スポーツにめちゃくちゃ力を入れているということもなく、野球部も(失礼ながら)並の強さ。年に一人ぐらい大阪桐蔭の選手が入ってきたりするぐらいではあるので、弱いというわけではありません。多分。

松本哲幣(4年・OF・敦賀気比)
センバツで2本の満塁ホームランを放ったことで有名になった打者。大学では目立った成績を挙げられていませんが…

小川晃太朗(3年・OF・龍谷大平安)
平安が大好きな1番センターの選手。これといった特徴があるわけではありませんが、「うわぁ、1番打者っ」というかんじの選手です。需要があるチームにはありそう。


立命館大学

それほどビッグネームが入部するわけではありませんが、なんだかんだ毎年強いんです。最近では桜井俊貴(読売)や辰己涼介(楽天)を輩出しています。今年も近大に次ぐ注目チームです。

坂本裕哉(4年・LHP・福岡大大濠)
最速148キロの左腕。東直伝のチェンジアップが武器。本人はプロ志望が強いですが、ここまでリーグ戦で目立った実績は無し。今年が勝負です。

福島滉貴(4年・RHP・東福岡)
最速156キロを誇り界隈をざわつかせていた右腕。ただ、この春はベンチ入りに名前が無いとか…?

有村大誠(3年・RHP・秀岳館)
九鬼(ソフトバンク)らを擁して快進撃を見せていた秀岳館のエース。昨秋に主力級となると、いきなり防御率のタイトルを獲得する活躍を見せました。入学後に何か自分の強みを見出せたでしょうか。今年の更なる飛躍に期待です。


関西学生野球連盟は、東京六大学や東都リーグほどの有名選手もいませんし、情報も少ない状態です。しかし、これまでに紹介してきたような良い選手が埋もれているのです。今回紹介したのもごくごく一部で、もっと面白い選手が潜んでいるかもしれません。この記事をきっかけに、この中の誰か目当てで観戦に行ったら別の子が気になった!みたいなことがあれば嬉しいです。

それでは次回の投稿でお会いしましょう!

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