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河井寛次郎は単なる民藝の人じゃなかった。
河井寛次郎記念館に行きました。
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河井寛次郎記念館、近所なのに行けておらず、ようやく行けた。民藝運動の中心人物で、自宅に窯も備えて生涯クラフトに生きた人、という先入観を持っていたが、そんな分かりやすい人ではなかった。
写真のウサギの木彫彫刻のように、まず木彫りを作るにしても造形美は民藝の持つ無為自然なイメージでは無い。
そして木彫りの作品をブロンズに置き換えたいという思いを持ってもいたようで、その発想は「用の美」とは全くそぐわない。今のヒップスターがオーダーメイドでジュエリーを作る感覚に近い。
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記念館を歩いても、"用の美"の枠にはハマらない、「これ、何?」と思うオブジェクトで溢れており、それでいてキテレツ発明家としてではなく、調和を持った空間・人として仕上がっているのがものすごい。
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民藝にあまり興味が無かったので足を運ぶのが遅れたが、この人にはとても興味を持った。
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あと、噂通り猫ちゃんは最高にキュートだった。