見出し画像

ぼくのごちそう

君がぼくと一緒だったころ

君は毎日トキメキを追いかけていたね

ティッシュペーパーの海で泳いだり

新聞紙の剣で戦ったり

草っ原を駆け回ったり

ご飯を食べるのも忘れて

夢中になって遊んだね

少しずつぼくと離れていって

君は少しずつ大人になって

一生懸命頑張ってたね

辛い時も泣いてる時も楽しい時も

いつもそばにいたんだよ

きみは硬い扉の中にぼくを閉まってたけど

最近また君はぼくのことを思い出してくれた

はっと気づいたらぼくはまた君の目の前にいた

ぎゅって抱きしめてくれた時

とても嬉しかったんだ

それから君は毎日楽しそう

またトキメキの毎日が始まった

それはぼくのご褒美

お腹いっぱい食べて

また君と一緒に走れるように

いつも、君のそばにいるよ

一瞬一瞬を輝くために

僕らは一緒にいるんだよ


この記事が気に入ったらサポートをしてみませんか?