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【歳時期】 節分 「吉田神社」「壬生寺」

節分は2月3日と思い込んでいたのですが、「季節を分ける」という意味があるらしく、立春の前日なのだそうです。ということで、今年2025年の節分は2月2日。節分はご存じの通り邪気や疫病、天災などを退散し、福を呼び込む行事です。

京都では「吉田神社」「八坂神社」「壬生寺」「北野天満宮」の四方の鬼門を護る四つの社寺にお参りをする「四方参り」(よもまいり)があります。 

・吉田神社では、追儺(ついな)式〈鬼やらい〉呼ばれる四つ目の方相氏(ほうそうし)が鬼たちを追い払う神事が平安時代から続けられています。

・八坂神社では、祇園の四花街(先斗町歌舞会、宮川町歌舞会、祇園甲部歌舞会、祇園東歌舞会)の芸妓さん、舞妓さんたちが舞いを奉納し、豆まきが行われます。

・壬生寺では、壬生狂言「節分」という演目が行われます。

・北野天満宮では、福の神が鬼を封じ込めるので「福は内」とだけ言い「鬼は外」と言いません。

毎年、四つの社寺を巡りたいと思ってはいるのですが、いつも「吉田神社」だけ。しかし、今回はぜひ「壬生寺」にも行きたい!と大先輩の素敵なお友達?!師匠?にお願いして一緒に行っていただきました。

今年の吉田神社は、例年より人が多く、お写真を撮ることができず、以前撮ったものですが、「鬼さん」に遭遇した時のラッキーなお写真です。

鬼さんたち


壬生寺を節分に伺うのは初めてで、壬生狂言「壬生大念佛会」の「節分」がこの日上演され、それを拝見するのを楽しみに行ってまいりました。残念ながら、狂言を撮影するのはNGでしたので、始まる前の雰囲気だけ。

狂言堂舞台〈重要文化財〉

壬生狂言は、かね・太鼓・笛の囃子はあるのですが、一切「せりふ」を用いず無言で演じられます。40分ほど演じられ、女主人と鬼が出てくるのですが、最後の豆を巻く場面では、会場から「おーっ」と歓声が上がるほどの迫力。この狂言は、正安2年(1301年)以来、700年以上も途絶えること無く、連綿と続けられてきたのだそうです。

壬生狂言 解説
壬生狂言「節分」

吉田神社

壬生寺


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