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合気道 お稽古録 019



この日のお稽古は、指導員Hさんにお世話になる。

今回お稽古した技のほとんどが、正面討ちのものだった、
Hさんは、お稽古の意図として、こんなことをおっしゃった。

「正面から討ってこられるときの、払いが大切です。相手の討ちたいように討ってもらう。やりたいようにやってもらって、こちらもやりたいようにやるんです」

相手と拮抗して戦うわけでもなく、打ち負かすわけでもない。そういうことをすると、手首や腕を折ってしまう。
相手の討ちを、こちらががっちり受けて、どうこうしようとするのではなく、討ちたいように討ってもらったものを払いつつ、こちらのやりたいことをやる。

微妙な言葉ニュアンスが、わたしの語彙ではまだまだ伝えたらないのだけれど、

・相手と拮抗しない
・相手と競わない
・相手と比較しない

ということの体現が、払いに集約されていることは、Hさんのご指導から、伝わってきた。

合気道のお稽古の場だけでなく、生きる時間全てに共通するものとして、この世界観を、今後も一層大切にしていきたい。


<稽古内容>
準備体操
呼吸操練
取り舟
受け身 前・後ろ
呼吸投げ
正面討ち 四方投げ 表裏
正面討ち 入り身投げ
正面討ち 小手返し
逆半身 片手取り 四方投げ 表裏
四方投げ ふたり投げ
座技呼吸法


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