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2019年の振り返り 技術イベント運営・参加

2019年も残り僅かとなったので、年越しを前に今年を振り返ってみる。
前半は今年の目標であった「GDG DevFest Tokyo 2019」を実行委員長として無事に成功させる為に、あちこち駆け回りインプットとアウトプットを続けた。そして後半は仕事環境が大きく変わり、大切な仲間との出会いもあった。
常に自分と向き合い続け、挑戦を続けた一年。
転職という大きなイベントもあり、今年は人生の節目の年となっただろう。 これからも挑戦を恐れずに、一つずつ自分が出来る事を増やしていきたい。

​挑戦を恐れない

何か壁にぶつかって自分で不安を感じたときに、いつも意識して考えることがある。「この不安の本質は何か」と・
そしてその不安は大体、情報(知識)と経験で補えることが多い。
新しいことにチャレンジする時、人間は本能的に安心・安全を求めたい不安定は好まないといった性質を持ち合わせている為、自然と気持ちのブレーキがかかってしまう。そして自分自身に言い訳をする。「時間がない」「今の知識では足りない」「お金がない」と。
しかし、逆にその性質を理解していれば、挑戦は全く怖くない。
「この不安は、ホメオスタシスのせいだな」と気づき、本能的な性質を除いた原因を見つけることが出来るからだ。

挑戦は、挑戦できる土台と、タイミングが一番大事である。

しかし、闇雲に挑戦すれば良いわけではない。自分の力量とタイミング、その時関わる人たちの事を一番に考えなければいけない。
迷惑をかけてしまう人はいないだろうか?
挑戦した後に失敗した時の責任は自分で持てるのか?
本当に今のタイミングで問題ないか?
自分の力量も分からずに闇雲に挑戦する人はただのやりたがり屋の痛い人だ。それで失敗から経験を積むのは良いかもしれないが、関わる人が多くなればなるほど無責任という一言で片付けられてしまうので注意が必要である。このように言うと、「自分の力量がないから挑戦できません」と言う人もいるだろう。単純に「力量」がないことが悪いのではなく、「力量」を理解する必要があると言うことだ。
自分の「力量」を理解した上で、どこまで出来るのか、どこまでやれるのか、しっかりと土台を意識して、自分が出来る挑戦をして行こう。

さて、ここからは時系列でプライベートと仕事で関わった技術イベント中心にまとめておく。

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2019年1月


イベント運営:GDG Tokyo
GDG Tokyoの運営体制を見直し、ドキュメントやイベント開催時の運用をまとめ、属人化しない組織づくりを目指した。

参加イベント
Yahoo! JAPAN Tech Conference 2019
LOCAL Community Summit 2019

とにかく視野を広げ、視座を上げるためにどうすべきか、書籍やブログを読み倒していた。
特にイベント運営のノウハウをつけるために読んでいたブログはこちら。
エンジニア1000人が参加した YAPC::Asia 2013 で運営事務局長として行った全てのこと
これだけ運営ノウハウを惜しみなく書いてくれているブログは他にはない。そう思いこの方のブログをずっと読んでた1月。

2019年2月

イベント運営:GDG Tokyo
3月のイベントに向けて企画、Google I/Oへの参加に向けて準備を開始。
DevFestの方針や会場検討などを進め始める。

参加イベント
ML Study Jams Vol1
shibuya.apk #31
デブサミ2019

2019年3月

イベント運営:GDG Tokyo


参加イベント
[奈良] GCPUG in Nara ~クラウドサーバGCPを無料で実際に使ってみる~【特別版】(チューター)
SIX 2019
Geospatial Hackers Program 山口(メンター)
Mercari SXSW 2019 報告会
Google Developers ML Summit

GDPUGの奈良の皆さん、HackCampの青木さん(現在は退職されています)を始め、関係者の皆様、そして福野さんと出会えたことは私の人生にとってとても貴重な出来事でした。またいつか一緒に何かやりたいな。

2019年4月

イベント運営
Women Techmakers Tokyo
GDG Tokyo


DevFestの準備とGoogle I/O報告会に向けた準備を始めていた頃。

参加イベント
技術書展 6(スタッフ)

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mhidakaさんにお声がけいただき、技術書展のスタッフとして初参加。
数万人を動員するイベントの裏側が見れて、とても身になった。
ジオ展2019
Asana for Marketing and Creative Production Workshop in Tokyo
Shibuya.apk #33

4月はGDG Tokyoを一般社団法人化した。定款や手続き等を諸々一人でこなしたが、影で助けてくれたのはmhidakaさん。DroidKaigiの社団法人化ノウハウを教えていただいた。本当に感謝。

2019年5月

イベント運営:GDG Tokyo


参加イベント
GDG Summit 2019
I/O 2019 Women Techmakers Event
Google I/O 2019
Shibuya.apk #34 - Report from Google I/O 2019
Google I/O 2019 Recap at LINE

Google I/O 2019は初めて現地参加してとても刺激をもらった。
そして、LINEが発信するリアルタイムレポートにも出演させていただいた。
Google I/O Extended 2019の準備が帰国後すぐに色々襲ってきて、かなりバタバタした記憶がある。

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2019年6月

イベント運営
GDG Tokyo(DevFest準備)
Kotlin Fest 2019(準備)
DevFest Women 2019(準備)

参加イベント
Interop Tokyo 2019(仕事で出展)
WOMAN TECH TERRACE

6月は5月の忙しさ去り、前職の仕事でのイベント出展が慌ただしかった。そして自分自身と向き合う時間もあり、今後の自分のキャリア・やりたい事について自問自答する日々だった。

2019年7月

イベント運営
GDG Tokyo(DevFest準備)
Kotlin Fest 2019(準備)
DevFest Women 2019(準備)

参加イベント
DevRel Meetup in Tokyo #43 〜ファシリテーション〜

7月は転職活動を開始。と言っても、行きたいところは一つだったのでその会社のカジュアル面談、本面接、最終面接を粛々と進めていた。そして7月の後半には9月1日入社が決まったので、前職の引き継ぎとお世話になった方へ感謝を伝え、新しい出発の準備を進める。

2019年8月

イベント運営
GDG Tokyo(DevFest準備)
Kotlin Fest 2019(準備)
DevFest Women 2019(準備)


参加イベント
ノベルティカンファレンス2019〜夏の陣〜

8月は有給消化期間でお休みということもあり、1日2回ジムに行く、粛々とKotlin Festの準備をするという生活を送っていた。

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2019年9月

イベント運営
GDG Tokyo(DevFest準備)
DevFest Women 2019(準備)
LINE DEVELOPER DAY 2019(準備)

参加イベント
iOSDC Japan 2019(LINE スポンサーブース)
東大ガールズハッカソン 2019(LINE 協賛)
技術書典 7(スタッフ)

9月1日付でLINE株式会社に入社。

とにかく日中はLINE DEVELOPER DAY 2019の準備、夜はGDG DevFest Tokyo 2019の準備に明け暮れる。

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2019年10月

イベント運営
GDG Tokyo(DevFest準備)
DevFest Women 2019(準備)
LINE DEVELOPER DAY 2019(準備)

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参加イベント
【10/18(金)/福岡開催】LINE Financialエンジニア採用説明会
【10/19(土)/福岡開催】LINE Financialエンジニア採用説明会
EOF 2019(LINE スポンサーブース)
pmconf2019(LINE スポンサーブース)

DevFest Women 2019は、仕事が忙しくてタスクをあまり持てなかったのが残念だけど、個性豊かなメンバーが集まって、参加者のみなさんにも満足いただけるイベントになった。
とにかく日中はLINE DEVELOPER DAY 2019の準備、夜はGDG DevFest Tokyo 2019の準備に明け暮れる。


2019年11月

イベント運営
GDG Tokyo(DevFest準備)
LINE DEVELOPER DAY 2019(準備)


LINE DEVELOPER DAY 2019が無事に終わった。
当カンファレンスはDeveloper Successチームがコアメンバーだ。外から見れば携わっている人が多く見えるかもしれないが、実際はそうではない。正真正銘の少数精鋭のチームだ。
このチームで働けることに感謝と幸せしかない。
そして、私はメインスピーカー(ゲスト・社内)を担当したが、LINEのエンジニアの人に対する尊敬が更に高まり、よりみんなのために尽力していこうと心に決めた本当に良いカンファレンスだった。

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ショートトラックでも話をさせてもらったので、動画と資料を貼っておく。

そういえば、keynoteの動画デビューもしたのだった。


参加イベント
LINE Taiwan TECHPULSE 2019(ブース)
初めて仕事で台湾に行った。他国のイベントはとても刺激になる。もっと色々な国のエンジニアと触れ合う機会を作りたいと思った。


2019年12月

イベント運営
GDG Tokyo(DevFest準備)


こうして、GDG DevFest Tokyo 2019で一年の幕を閉じた。
GDG DevFest Tokyo 2019は最初からコアメンバー3人で動いていたのだが、他のメンバーにあまり負担をかけまいと、自分自身のタスクがかなり膨大だった。LINE DEVDAYと重なった事もあり、時間がなくてちょっと大変だったが、単純にこなせば良いだけなので、そこまで問題もなく終わることができた。
GDG Tokyoのメンバーを始め、関わってくれた関係者・参加者のみなさんには感謝しかない。行き届かないところが多々あり、本当に申し訳ないと思う。一人一人の力の結集でイベントは開催できるのだなと改めて感じた。
来年は反省を生かして更に良いDevFestを開催できるようにしたい。

GDG Tokyoはどんな技術を始めたら良いかわからない、そんな方達と各コミュニティをつなぐ、入り口になれればと考えています。
私たちは、新しい技術をキャッチアップしたり、他のコミュニティを繋ぐ場所になれるよう、技術初学者から上級者の方々まで幅広いユーザーに楽しめる勉強会やイベントを考えています。
https://gdg-tokyo.connpass.com/

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2020年の自分へ

常に今の自分と向き合い、挑戦を続けていくことで、自分の限界値はどんどん高くなる。人間の限界は無限大だ。生きている限り何でも出来る。自分の限界は、自分で決めた時点で終わりだ。今の自分に満足せず、常に自分と向き合おう。失敗を恐るな、不安や恐怖を楽しめ、苦しみを楽しめ。そして挑み続けよう。
人と比較するのではなく、本当の敵は自分自身である事を忘れるな。自分の利益より人の利益を考えよ。与えてもらうのを待つな、与え続けろ。
時間こそは、最もユニークで乏しい資源。そして人生は一度きり。
後悔しない人生を。後悔のない一年を。

今年一年多くの壁を乗り越えることができたもの、ひとえに、周囲の皆様のご協力、支えがあったからです。多大なるご厚情に感謝しております。


Shoco Satoです。読んでいただきありがとうございます!サポートは様々な活動に役立てさせていただきます。 Twitter https://twitter.com/satoshoco