ランパートの話をしたい。
自分の人生の中でプレイしたゲーム「一番を決めるなら?」で間違いなく出すだろうゲームソフト「ランパート」の話をしていきたいと思います。
このゲームは自分が持っていたわけではなく、友達のTくんが持っていたソフトで、その友達の家に行ってはこのゲームをずっとやってた思い出があります。不動のランキング1位であり、今後このゲームを超すようなゲームは現れないと思っています。
基本情報
発売日:1991年11月29日(金)
ハード:ファミリーコンピュータ
発売元:コナミ
開発元:コナミ
品番 :KDS-73
セーブ:パスワード制
その他:2P対戦あり
ランパートとは
タイトルの「ランパート(RAMPART)」は、英語で「城壁」意味します。
城壁や敵を砲台で破壊したり、城壁を修復したりして領地を広げ、最終的には一定のクリアポイントを貯めるゲームです。
シミュレーションゲームでありながら、シューティングの要素を持っていたりパズル的要素も持っていたり唯一無二なゲーム性がこのゲームの魅力です。
まぁ、独特のゲーム性なので説明が難しいんですけど。画像を見て貰った方が早いかな?
EASYシナリオのゲームプレイを元に説明していきたいと思います。
まず、城の位置を決め(1PLAYERモードは初期位置が決まっています)、その領地内に砲台を設置します。城壁外に置いても問題はないですが、その砲台は機能しなくなります。有効なのは自分の領地内のものだけです。
砲台を設置し終わったら、ゲーム得点画面が表示されます。
上から残りのターン数、獲得した点数、クリアするための目標の点数、戦闘時間(秒)、修復時間(秒)、敵砲台残り数、敵残り数です。
さっと流して貰ってかまいません。
で、このゲーム何をするのかというと、戦闘ターンと修復ターンを繰り返していきます。
戦闘ターンでは、敵もしくは相手の城壁を攻撃します。
照準を破壊したい対象に合わせて攻撃します。上の画像ではオオカミをやっつけます。オオカミからの攻撃を受けてこちらの城壁(柵)は一部壊れています。
規定の時間に達したら今度は修復ターン。
この修復ターンでは、攻撃を受けた城壁を文字通り修復したり、さらに領地を拡張したりします。
隙間無く囲んでいくと自分の領地となり、クリアするための得点になります。城の周りを上手く囲めなかった場合はゲームオーバになります。
修復ターンでは、修復ターン専用の敵が出てきます。こちらに攻撃はしてきませんが、チョロチョロ動き回られるので修復の邪魔になります。
上手く囲めれば倒すことができます。上の画像ではネズミが邪魔しに来ます。これがホント嫌。
敵を倒したり領地を拡張したりすることで得点が増えていきます。
戦闘ターンと修復ターンを繰り返して、得点を獲得していき、最終的にクリアポイントに達することがこのゲームの目標となります。
ステージによっては、敵を全滅させるだったり条件を満たすことでクリアになったりします。
無事に攻略できました。やることは非常に地味ではありますが、やってみないとこの面白さは分からないんですよね。
1PLAYER 4つのストーリー
PRACTICE
マッカーサーならぬ、マッサーカー長官が戦略をアドバイスしてくれます。
ランパート演習では基礎的なことを学びます。
設定ではI国の侵攻に対する反撃作戦「砂漠の嵐」作戦の演習となっています。当時は湾岸戦争が注目されていましたのでテーマになったのかなと思います。
戦闘ターンは敵戦車T-62もしくはT-72が(T-72の方が移動速度が速い)攻撃してきて、修復ターンには敵歩兵が壁の修復を邪魔してきます。
EASY
赤ずきんのエリー(城)をボーイフレンドのタムくん(砲台)が敵から守るお話です。道中では戦闘ターンにオオカミやお化けの木、さらには竜巻なんかも襲ってきます。修復ターンにはネズミが柵の設置を邪魔をしてきます。
リンゴを投げて敵を攻撃するタムくんですが、明らかに複数居るんですよね、タムくん。赤ずきんちゃんってボーイフレンドいっぱい囲ってるってことですか???(囲うゲームなだけに)
NORMAL
EASYシナリオから雰囲気がガラッと変わり、こちらは北欧神話をベースとしたファンタジー。他のシナリオよりも敵の種類が多く非常に楽しませるものとなっています。
リーグの騎士団で、暗黒王スルトを倒したフレイアの息子であるチューリッヒ(城)が暗黒竜ニドヘグを倒すお話です。護衛の聖騎士団(砲台)が敵を迎撃します。
戦闘ターンにはドラゴンや人面樹、一癖あるヘルウッドやゾンビがあなたを迎え撃ちます。
修復ターンではスパイダーやアンデッドがプレイヤーの邪魔をしてきます。
NORMALシナリオは障害物が多く、修復するのに時間を取られることが多い印象です。
HARD
HARDシナリオでは、信長(城)となって京都へ攻め上がることが目的となっています。色んなMAPの形が出てきます。障害物もNORMALシナリオより多い印象で、HARDを名乗るだけの難易度となっています。
敵武将や騎馬武者(敵武将よりも移動が早い)に苦戦させられると思います。修復ターンに出てくる足軽はホントにウザい。
敵自体は多くの種類出てきませんが、イベントが多く飽きさせないような作りになっています。
HARDシナリオをクリアするとスタッフロールが流れるので、最終的にはこのHARDシナリオをクリアすることが目標となるかなと思います。
このゲームはパスワード制を採用しているので、途中でやめても安心。
城・ライオン・剣・冠の4つを組み合わせてパスワード。シンプルで良いですね。
2PLAYERS 対人戦
「ランパート」の面白さを劇的に高めてるのがこの2PLAYERSゲーム、対人戦です。1PLAYERゲームは2PLAYER対戦のための布石。
シナリオで使った好きな城を使って対戦を楽しみましょう。
細かい設定もできます。
対戦プレイヤー同士に差がある場合、ハンデを付けてあげても良いかもしれません。
障害物はランダムっぽいので繰り返し遊ぶ動機にはなります。
対戦で勝利すると罰ゲームを負けた側に受けさせられるのですが、正直罰ゲームのためにこのゲームをやってると言っても過言ではないです。
罰ゲームはYouTubeの動画とかで見られるとは思います。ここではあえて伏せさせていただきます。
感想
他の人の感想やプレイ動画見ただけじゃこのゲームの面白さは伝わらないので、是非機会あればプレイして欲しいです。絵面がとにかく地味で、ホントにこのゲーム面白いのってなるので。
対人戦がこのゲームのキモではあるんですけど、1Pモードでも楽しく遊べます。
個人的評価
★10段階評価 : ★9/10。
唯一無二のゲーム性、ホント好き。
ガチ勢の対戦を見たいゲームの1つ。
備考
元々「ランパート」は海外のゲームで、海からの船の攻撃を防ぐゲームでした。コナミにかかれば日本向けに大胆アレンジ。本来はストーリーモードなんてなかったのに取っつきやすくなりました。日本向けのアレンジ移植が評価してる部分の一つ。本来のゲームはもうちょっと洋ゲー感あったんですが。罰ゲームもギロチンでしたし。
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