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【味覚の話】焼酎が甘いのって気のせいかも!?【錯覚の話】

・甘い焼酎ください!

「甘くて飲みやすい焼酎ください!」
「芋はやっぱり甘いよね!」

焼酎に関わる仕事をしていると
一週間に5日ほどこの言葉を聞きます、
甘い焼酎、あります!

が。。

実は甘い焼酎って、ないのかもしれません。

日本酒やワインのような醸造酒は
味覚に触れる成分が沢山ありますが

焼酎やジン、ウオツカ
ラム テキーラなど 蒸留酒は
蒸留の際に味覚で感じる成分は 煙と共に消えちゃいます、

でも、甘く感じますよね、
僕も甘く感じます。

ではその甘みはどこから来るのでしょうか?

まず一つ目はアルコールが舌の上で揮発していく際の
味覚の錯覚だそうです。

注射を打つ時、アルコールを腕に塗りますよね?
するのアルコールを塗った部分はスースーします
アルコールが揮発しているからですね、

焼酎を口に含むと同じ現象が起こります
口の中でスースーします、

そのスースーを舌は「甘い!」と錯覚するそうです。


そして二つ目は
焼酎に甘い香りの成分があるからです

香り成分の中には
花や果実と同じ、シトロネロールやリナロールなどが含まれており
それはまるでライチやマスカットのような香りなのです。

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舌の錯覚と 甘い香り成分が合わさり
甘くない焼酎も甘く感じる、と言うお話でした。

※焼酎蔵によっては糖度を上げた芋で仕込むと液体にも糖分が入ると
仰る場合もあります、
βダマセノンという成分のお話になるのですが
その話 科学的な検証がなされてからにいたしましょう。


長くなってしまった

焼酎飲も。


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