【焼酎のある暮らしもいいね】
私の職場では数多くの焼酎を扱い
それぞれの特徴的な芳香を説明したり
食事との合わせ方を提案しています、
ネガティブなイメージで覆われた
焼酎の本質を知ってほしい、
そして焼酎に興味を持ってほしい。
そんな気持ちで日々を送っております が
もっと好きになってもらいたいものがあります、
それが[焼酎の造り手]です。
私が造り手に興味を持ったきっかけは
今日ご紹介する【大和桜】の杜氏 若松鉄幹さんでした。
【大和桜】のHPで見れるウェブムービーに
焼酎を持ち寄ってホームパーティをする動画があるのですが
これが素晴らしく楽しそうで「焼酎飲みたい!!」
と思わせる作りなのです、
こんな焼酎の見せ方があるのか!スゲェセンスだ!
と驚いた記憶があります。
広告代理店に勤務していた鉄幹さんは
焼酎を今までにない視点でプレゼンしてくれる
そして表現が秀逸なのである。
Tシャツ ハーフパンツの出で立ち
滲み出るアニキ感 飄々とした雰囲気
焼酎と結びつかないようで結びついている
何とも言えない焼酎界のポジションを確立しているのだ。
あぁ、ほら見ろ
【大和桜】の話をすると自然に【若松鉄幹】の話に変わってしまうんだよ 笑
では【大和桜】のスペックです↓↓↓
蔵:大和桜酒造
芋:コガネセンガン
麹:白麹(鹿児島県産米)
酵母:鹿児島二号酵母
蒸留:常圧蒸留
創業から約160年、
甑で蒸し 麹室で米に麹をはぜさせ 甕で仕込む
この伝統的な手造りの仕込みを変えずに芋焼酎を造っている。
もろみの香りを嗅がせてもらったことがあるが
まるでメロンを溶かしたように濃く甘いものだった。
これが焼酎に変わるとメロンフレーバーは感じられなくなり
芋の発酵した甘い香り、微かに白ゴマやカカオ、
さらに緑茶のようなニュアンスが現れる
ぬるめのお湯割りで 日常的に飲みたいと思わせるんよねぇ。
ちなみにレトロなラベルは
ニッカウヰスキーのヒゲのおじさんをデザインした
大高重治さんのデザインだそうです。
【大和桜】はとにかく情報が少ない、
と言うか、鉄幹さんは自分の酒を語らない
「焼酎のある暮らしもいいね。」と
受け取り手に気づいてもらうべく動く事が鉄幹さんのミッションなのだ。
私の「焼酎を文化にする。」というポリシーと通ずるね。
この時代の中で
焼酎の一番居心地が良い場所を探す旅を、これからも続けていく鉄幹さん
その背中を見て育つ クリエイティブな息子たちのこれからにも注目です!!