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「朗読について」


朗読についてお話したいと思います。

朗読は同じ作品でも読み手によって、理解や解釈がそれぞれ違います。
朗読をして言葉で表現したその瞬間から読み手の色が加わります。

その色が加わることで、同じ作品なんだけれど、違った作品に感じたりします。
人間は生きていますから毎日同じじゃないんですよね。日々、喜んだり悲しんだり怒ったり、いろいろな感情が毎日あるわけです。
それと同じように、今読んだ解釈と明日読んだ解釈はその時の感情が入るので、やっぱり心の変化とともに、読み方が変化していくものなんです。

なので、その人が言葉を口にしたとき、その作品にその人の味付けが加わると思います。
朗読は読めば読むほど、コーヒーのように深い味わいが出てくるのかもしれませんね。

朗読をやってみたいなと思ったらまずは5分程度の短い作品がいいと思います。僕のおすすめは新美南吉さんです。
学校の教科書などにも多くの作品があり親しみがあり読みやすいと思います。
他にもたくさんありますので青空文庫に乗っている作品などから読まれてはいかがでしょうか。

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