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「恩送り」

「恩送り」
子供の頃、よく学校で親孝行をしましょうとか恩返しは大切ですとか日本では昔から恩をくださった人にお返しをするのが習慣となっているように教育してきたように思います。

対して恩送りは恩を受け取ったら同じように他の人に恩を送ることでその恩が次々と広がっていきます。
見返りを求めない自分からの恩なので心地よい気持ちにもなります。

人はどうしてもやってあげたからという気持ちがどこかにあって見返りを期待してしまうことがあるかと思います。

しかし、この恩送りは見返りを期待しない行為なので自分の気持ちが違います。

恩返しはお世話になったあの人にいつかお返しがしたいと思いつつ、そのいつかが来る前に亡くなってしまうこともあります。
けれどもこの恩送りは今すぐ出来ることです。
困った人が居たらちょっと声をかけて「お手伝い大丈夫ですか」とひと声をかけてみる。
「あー、大丈夫です」と断られてもお手伝いは今は不要だっただけで、これも恩を受け取ってくれたと思えばホッとします。
電車内で席を譲られた人もそうですが、譲った自分も幸せな気持ちを感じられます。
色んな場面で出来ることです。
恩送りは相手も自分も幸せな気持ちになります。
一つの優しさや助けを受けたらまた次の人に恩を送る「思いやりのバトン恩送り」を普段からあなたも心がけてみるときっといいことがありますよ。

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