「成功の復讐」成功の環境に甘ったれんな。

成功の復讐とは

「企業や個人の優れた成功体験が、
結果として次の成功を阻むこと」です。

人は自らが経験した成功パターンがあると、
自然とその思考様式や
行動様式を選んでしまいます。
ところが環境が変化すれば、
過去の成功法則が通じなくなるのは
当然なのに、

成功体験があるから
それに固執して傷口が広がってしまいます。

「この世に生き残る生き物は？」
という問いに対してダーウィンは、

「何が起こるかわからない世の中で生き残るのは、賢く強い生物ではなく、世の中の変化に適応できる生物だ」

と言っています。
この「環境に適応する生き物が生き残る」
という教えは仕事にも
個人にもあてはまると思います。 

人間は変化を嫌います。
なぜ人間は新しい物事や
環境に飛び込むことを恐れ、嫌がるのか？

それは、うまくいっている現状を
わざわざ変えてまで
リスクをおかしたくないという
本能が働くからだそうです。

人間の脳と肉体は、
保身のために変化を嫌います。
現状を維持させる反応は
本能的なものなので
むしろその反応のほうが自然でもあります。

そのため人間は、
新しい物事や環境に飛び込もうとしたり、
新しい環境に移らないといけない場合には、
大きな不安、心配、マイナス思考が
襲いかかるようになっています。
 
だからこそ、
世の中の多くの人が
「変わらない」「先延ばしにする」
という選択をします。
 
なぜならそれが本能的に楽だからです。
だからこそ、そこにチャンスがある。
もし何も変化がない期間があるとしたら
それは衰退です。
また、過去において
成功体験を積んだ人間ほど
過去のスタイルに固執します。

変化を恐れず新しいことに
挑戦し続ける事、
そして変化を楽しむ事が重要です。

失敗しても何とかなる。
落ち込んだ時に過去の栄光を思い出して、
あの頃の気持ちを思い出せばいいんです。