機動戦士ガンダム THE ORIGIN展 ④ エルメスといえばこっちなのだよ
お早いもので今年も桜の開花が迫っております。歳を重ねるごとに桜が見れるのもあと何回だろうか、と大袈裟に思ったりもしますが、日本人男性の平均寿命で計算してみると、私が桜を見れるのはあと35回しかありません。
それだけ見れたら充分だろう、と思った方、私の欲深さを甘く見ないでいただきたい。
04 ララァ編 / ソロモン編
ララァとアムロの出会いは、アニメ史に残る奇妙な会話のやりとりが印象的でした。ガンダムの中で好きなシーンのナンバー1かもしれません。
いや、ナンバー2か3にしておこうか。そんなにも簡単にナンバー1とか先走ったことを言うなどと、この私がプレッシャーを感じているというのか。
さらり脳裏に刺さる短期間ヒロイン
ララァ・スン
会話のやりとり4往復でアムロの心を鷲掴み
アムロとララァの会話は本当に短いんです、台詞の量も。ガンダムという物語の中で2人が会うのは2度あるんですが、直接言葉を交わすのは最初に会った1度っきりなんです。他愛のない短い会話なんですが、一語一句が、感動するとか心に響くとかそういうことではなく、薄いガーゼにインクが染み込んでいくみたいにボジュワーと頭に残るんです。
あのゆっくりとした間のとり方であの少ないセリフ量で、子供の頃はただぼんやり見てただけなんですが、大人になり私自身が脚本を勉強しているときに見てみると、うわぁ上手いなーと、アニメでこんなの見たことないなー、と感心しましたね。
ミライ少尉とスレッガー中尉
ホワイトベース唯一の性格穏やか常識人ミライ・ヤシマと男臭が顔面に染みついている職業軍人スレッガー・ロウ。
サイド6の優男カムラン・ブルームにサヨナラし、嫉妬の塊りチラ見のブライトをモジモジ待たせている恋多き女ミライ。そんな彼女の本命は何とやさぐれ金髪ハンバーガーことスレッガーだったのだ。
◇ スレッガーこぼれ話 ◇
アニメではGファイターやコアブースターのパイロットだったが、漫画『機動戦士ガンダムTHE ORIGIN』では量産型モビルスーツ・ジムにも乗る。
ホワイトベースに途中合流する際には、スレッガーと同僚のパイロットが数名加わるという嬉しい変更点。
ドズル中将と圧倒的ビグザム
漫画のドズルはコメディタッチで描かれている部分があったりして結構嫌です。見た目より繊細で頭の良い軍人なのは分かるんですが、もっとどっしり構えている感じを出してほしかった。アニメだとまあまあいい感じだったんですが、漫画版の過去編では特に子供っぽい印象。
ビグザム。何なんでしょうねあの見た目、よくこんなの思いついたよな、というようなデザインと圧倒的な破壊力でソロモンを恐怖に陥れたモビルアーマー。
シャリア・ブル大尉とブラウ・ブロ
アニメでは白髪のおじさんみたいで冷静なお人柄だが、漫画THE ORIGINでは年齢が結構若めに変更された。性格もプライド高い負けず嫌いでララァにライバル心を燃やしていた。ニュータイプ専用機ブラウ・ブロが物々しくっていい感じ。
連邦軍の丸いやつ
ボール
わりと好きなんですこの感じ