![見出し画像](https://assets.st-note.com/production/uploads/images/67716237/rectangle_large_type_2_2306e750298013a10abe28af6db50a3b.png?width=1200)
単純計算はやめよう【自転車屋は割のいい仕事?】
自転車修理は利益率が高い割のいい仕事だ。本当でしょうか?
自転車屋さんにとって工賃はまるまる技術なので、お金はかからず100%が利益になります。
(中略)
おじいちゃんが一人でやってるようなつぶれそうな小さな自転車屋さんでは全て自分一人でやるので、工賃100%が儲けになるのです。暇そうな自転車屋さんでも、1000円のパンク修理が一日3件あればパンク修理だけで1ヶ月9万円です。
(中略)
自転車屋さんって、けっこう割のいい仕事なんですよ。
自転車修理は割のいい仕事かどうか、単純な原価率だけ見るとそう思える。けど、時間あたりの粗利益額で考えると、せいぜい1万から2万/1h/人 程度。
— 腳踏车 (@cyclekaigyou) December 14, 2021
割いい?のか…?
たしかに単純原価額から計算すると、自転車修理の利益率は9割から8割、調整作業だと工具を使用するのみなので、利益率100%と言えなくもありません。
しかし、いくらお客さんが来ようと、実際に作業できる上限があります。お客さんが途切れることもあります。他社との競争もあります。
上の記事のような単純計算のようにはなりません。本当に割のいい仕事なら過当競争になるはずです。しかし、そのようにはなっていません。
自転車屋に限りませんが、単純計算で事業を想定するとぜったい失敗します。