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12日目、9月22日



8時ごろ起床

ホテル近くのバス停からバスに乗って1時間とちょっと。今日の目的地は玉龍雪山!
昨夜ホテルの方に教えてもらい、なんとか入場予約ができたので、行けることになった。

玉龍雪山旅客ターミナルで下車。

1番の目的地である玉龍雪山に向かうロープウェイの時間まではまだ余裕があるので、麓の施設を歩いて見て回る。途中何度もダウンジャケット貸し出しの声かけにあった。何かしらはダウンジャケットを借りる必要があるが、値段と返す時間も考えて選ばなくてはならない。

麓でもかなり肌寒いので、写真映りも考えてダウンジャケットを選ぶ。のちのち気付くが、デザイン大事。20元安いと単一色のダウンジャケットになるが、写真的には微妙だ。僕らは雪山デザインのダウンジャケットを選んだ。途中、女性3人組に声をかけられた。日本語を話していたから声をかけてくれたようだ。1人は東京にいたことがあるらしく、結構日本語が流暢だった。こんなに日本語を話せる人と会ったのは初めてかもしれない。

ロープウェイまで時間があったので、まずは風景区エリア内の有名スポットである藍月谷へ。そのエリアまではチケットを見せてバスで向かう。

青く透き通った湖がいくつも連なっているエリア。山だから天気は変わりやすいが、途中晴れ間もあった。写真映えするスポットだが、とにかく人が多い。割と辺鄙なところだと思ったが、それでもこんなに人がいるのか!というくらいだ。人人人、場所を選ばないとなかなかいい写真が撮れない。

結局、写真を撮りながら徒歩でまわり、2時間半ほどで旅客ターミナルに戻った。

ここからは、いよいよ、ロープウェイを使って4680mの𣲙川公園へ。このために前日に薬局をまわり、高山病予防薬を飲んでおいた。酸素缶も1人1本持参している。ドンキみたいなスーパーで長袖も追加購入して着込んできた。直前にきめたにしてはそれなりに準備できたほうだろう。

旅客ターミナルからバスに乗り、ロープウェイの起点へ。念のためこのあたりから酸素缶を使い始めた。ここもなお人が多いため、ロープウェイに乗るためにかなり並んだ。かなり急勾配を上がっていくロープウェイ。約10分。

16:39。4506m地点からは徒歩でゴールを目指す。この時点で苦しくなるかも、と不安もあったが、まだ写真を撮る余裕はありそうだ。

酸素缶を少しずつ使いながら上を目指して遊歩道を進んでいく。友人は寒さはあるが、高山病症状は全くないようだ。僕も歩けないほど苦しくなることはなかったが、酸素缶はこまめに使いたくなるし、上がっていけばいくほど吸うペースが早くなった。友人はほとんど酸素缶を吸っていなかった。途中、スナックをつまんだりしながら少しずつ上がる。途中の4576m地点には17:03に着いている。



途中、霧が晴れる時間帯があった。
4500mを超えた場所からの景色は絶景だ。この時期は霧がひどいことも多いという情報もあったから、今回は天気に恵まれたようだ。

17:33、ゴールとなる4680m地点に到着。最後の階段はややきつく、酸素缶を手に苦しそうな表情を友人に写真で撮られていたが、ついに、たどり着いた。

霧もひどくはなく、ほんとに圧巻。
中国で見てきた景色のなかで、最も壮大だった。相変わらず酸素缶は手放せなかったが、徐々に高度にも慣れてくる。しばらくは目の前の絶景にただただ感動していた。自分の足で歩いた距離は短いけれど、それでもそう簡単に来れる場所ではない。

ここで、自分の酸素缶をほとんど使い切っていたことに気付く。笑
友人は逆にほとんど消費していなかったため、少し借りた。酸素が出てくる勢いが違う!

4680mの目印で写真を撮影。前の2人組に撮影をお願いしたら結構うまく撮ってくれたのでいい写真を残すことができた。

あまりに寒いので、長くはいられない。18:00すぎに下山開始。またロープウェイを使って麓まで降りてきた。もう暗くなり始めていたので急いでダウンジャケットを返却。もうホテルの近くまで戻るバスはない。どうする?どうなる?アプリで探したところ、滴滴があった!ホテル近くまでは1時間ほどかかるが90元ほど。2人で1800円だ。安い、ありがたすぎる、、、。

かなり疲れがでてきたが、なんとかホテルに到着。明日行きたい場所についてホテルの方に色々と相談させてもらいつつ、明日の準備を始めよう。

洗濯機を使って部屋に戻る途中、ホテルの方に声をかけられた。なんと、温かいスープを部屋まで持ってきてくれるというのだ。疲れて夕飯どうしようかと思っていたからありがたい。このホテル、民宿のようなタイプだが、本当にいいところだった。



洗濯終了。だが、乾燥機がない!まずい。
もう2人とも明日着る服がないのだ。街のコインランドリーを探し、乾燥機をかけてみた。30分待つ。この日はスナックとスープしか口にしていない僕はエネルギー切れ。耐えきれず30分の間に途中で見つけた夜市へ行った。炒飯も餃子もある!炒飯、餃子、牛肉串を注文。串は相変わらず辛かったが、特に餃子はやっぱり美味かった!
コインランドリーに戻る。ん?あんまり乾いてない!今夜も長期戦の予感。仕方なく他のタイプの乾燥機を使う。コンセントを差したら何故か支払い前に7分だけ起動し、だいぶましになったが、まだ足りない。ちなみにこの乾燥機はQRコード決済がうまくいかなくて断念。また別の乾燥機にトライ。また30分だ。なら夜市しかない。笑
今度は麺を注文した。

30分後。
ついに、乾いてた!2人で街角のコインランドリーでガッツポーズ。笑

もう日付を超えていた。

明日上海へ向かう飛行機の予約を済ませ、就寝。長い長い一日となった。

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