自分を助けてやれるのは自分だけ
実家へ戻って1週間はほぼ寝たきりでした。
意識がフワフワしていて、手が震えて力が入りませんでした。
それでも私が病院に行くのを拒否したので、実家で療養していました。
体調が落ち着いた頃、「会社の減給処分は不当ではないか」と父が言いました。押し黙っている必要はないとアドバイスしてくれました。
私を散々苦しめていた減給処分。いくらかでも取り戻せるのなら取り戻したかった。
私は遠く離れた労働基準監督署(以下労基)まで行き、自分が受けた処分が不当であることを給与明細等の資料をもって訴えました。
後日、労基に双方(私と、会社の社長と、社長秘書兼総務の女性)が出向き、決着がつけられることになりました。
社長と総務の女性は、私が自殺未遂をしたと聞くとショックを受けていたと言います。
あっそ。
それ以上も以下もありませんでした。相手がショックを受けたからと言って、私の傷が癒えるわけでも怒りが収まるわけでもなんでもなかったからです。どうせその場だけのリアクションでしょ。と思いました。
結論、会社から私へいくらかお金が支払われることとなりました。
私はようやくこの一件にけじめをつけ、長い間背負っていた重たい十字架を下ろせた気がしました。
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