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気持ち悪いかも、ごめんなさい

 『自傷行為』というものに免疫がない方、本当にごめんなさい。
 本当はこの4文字を書くことすらはばかられる、後ろめたいような恥ずかしいような気持ちなのですが、他にどう表現すればと悩み、ストレートな書き方になってしまいました。
 私は今現在はしていないのですが、このことについても、『そういう人がいるんだ』と知ってもらえたらいいなと思い、書いてみます。
 苦手な方は、読み飛ばしてくださいね。

 何でそんな痛いことをするの? と不思議に思う方もいると思います。ごもっともな疑問です。自傷をする人の中には、痛くないという人もいますし、痛いという人もいます。私は後者です。
 やってしまう理由は人それぞれですが、私の場合、一つは『自罰のため』、もう一つは『ストレス発散のため』です。

 自分のことが大嫌いで、価値のない人間だと思っていたため、何か嫌なことが起こると自分を責め、自分を罰さなければという気持ちになっていました。
 ある種の免罪符が欲しかったというのもあります。痛みで自分を罰し、自分を許すということをしていました。
 傷という免罪符がなくても、100%私が悪いなんてことはなかったのですが、昔の私はそのことを知りませんでした。
 また、どんなに辛いことがあっても人に悩みを相談することができない質のため、黒いモヤモヤが心の中に溜まっていきます。
 負の感情(嫌いとか、怒りとか)を抱く自分が嫌いで、最終的に怒りが自分へ向かいます。
 物に当たったり、人に当たったりしてストレスを発散させるのではなく、自分に当たることでストレスを発散していました。
 自傷行為をすると、エンドルフィンという脳内麻薬物質が分泌されて、一時的に気持ちが落ち着くことが医学的に分かっています。例えるなら、煙草のようなものとも言えるかもしれません。
 心のバランスを保つため、生きるため、また無意識にSOSを発するためにしていたことでもありました。
 『自傷行為はかまってちゃん』という印象を抱いている方もいるかもしれません。でも、決して安直な理由からその行動に至っているわけではないことを、知っていただけたら嬉しいです。

 私の場合、断続的に十五年程続きました。それだけの年月が経っても傷跡は消えません。
 中学生の頃の私が、白い傷跡となって私を時々見つめてきます。『半袖を着るの?』『見えちゃってもいいの?』『嫌われるかもしれないよ?』『偏見の目で見られるかもしれないよ?』
 人様に見えていいものだとは思っていないし、嫌われたくないので、できれば見せたくありませんが、夏は暑さに耐えられないため半袖を着ます。とても申し訳なく思います。

 もし、自分を傷つけてしまいそうな人、あるいは傷つけてしまった人は、早急に自分に合う専門家を探してほしいと思います。
 時間はかかりますが、病院での治療とカウンセリングとで、だいぶラクになる場合があります。
 私は今でも『やってしまいたい』という気持ちになることが極まれにありますが、治療のお陰で、他のことをして気を逸らしたり、早めに寝てしまったりするなどして対処できるようになりました。
 自分で自分の世話を焼くことができるようになったんですね。成長したなと思います。

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