気を遣ってくれるのは『自分のため』?
きっと同じような方も多いのではと思うのですが、私は、周りに心配をかけたり、気を遣わせたりするのが『申し訳ない』と感じていました。
それは、『なんの価値もない私なんかのために気を遣ってもらうなんて滅相もない』というような、自分を卑下する気持ちがあったからだと思います。
先生は私にこう問いかけました。
「大切な祥さんのために気を遣ってくれている、と考えたことはない?』
目から鱗でした。今まで、気を遣われるのは悪いことだと思っていたのに、まったく真逆の考え方があっただなんて。しかも、真逆なのに理にかなった考え方のように思いました。
確かに、私も相手の立場だったら、大切な人は大切にしたいから気を遣うだろうな、と気付いたのです。
この時、私は周りの人から大切にされているし、大切にされる価値のある人間なのだ、と感じることができ、涙が溢れてきました。
カウンセリングはこのように、新しい発見や考え方の気付きをくれる場でもあります。それまでの自分の価値観を塗り替えていく作業を、何度もコツコツ繰り返すのです。
時間はかかりますが、カウンセリングを受けて本当に良かったと思いました。
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