Pacific Crest Trailの準備(必要書類)
今年、僕が行くPacific Crest Trail(以下:PCT)の準備について、できるだけリアルタイムでの記録を残しておきます。(随時更新)
Permit(許可証)
PCTを歩くためには必要書類がいくつか存在します。
初めての場合、これらの準備でかなり苦戦すると思います。
僕はかなり苦戦した1人なのでそうはならないように早めの準備と下調べを強くお勧めします!
PCT Long Distance Permit(PCT長距離許可証)
まず必要なのがコレ。
500マイル以上のハイキングを計画している場合、途中必要な許可証(国立公園の許可証など)をひとまとめにしたのがこのPCT Long Distance Permit。
料金は一切かからず、無料です。
3月から5月の3ヶ月の間、1日あたり申請できる枠が35人しかありません。
近年、ロングトレイルを題材にした映画がヒットするなど応募人口が年々増えているそうです。
さて、問題は申請方法です。
2023年から申請手順が追加・変更されました。
下記、取得までの手順。
①PCTA(PCT運営団体)にてアカウントを作成。
②11月頃にPCTAより予約可能日時を割り当てられたメールが届きます。
③指定された日時になると予約フォームへアクセス可能。
④日時を選択し必要事項を入力したら申請完了。
僕の場合は最終の時間帯で枠はほとんど埋まっており「今年は無理か、、、。」と絶望してました。
それでも30分程ページの更新をしていたら1枠だけ空きが出て、なんとかPermitを取得することができました。
意外とキャンセルは多いみたいです。
諦めずにトライするのは大切!!
Application For Entry To Canada Via The PCT(PCT経由カナダ入国許可証)
PCT経由でカナダに入国する場合、カナダ政府から許可を取得する必要があります。
カナダ滞在中は常にカナダPCT入国許可証の紙のコピーを携帯する必要があります。
この許可証を携帯せずにカナダへ入国することは違法なので、気をつけましょう。
必ずしも必要な許可証ではありませんが、正式なゴールの地を踏むためには必須な許可証。
※現在、取得不可。
上記の様に、現在は許可証を申請することができません。
今後どうなるかは分かりませんが、チェックが必要ですね。
California Campfire Permit(カリフォルニア火器使用許可証)
PCTのカリフォルニア州セクションで火気を使用するためには、California Campfire Permitが必要です。
火器使用の際に気をつけなければいけないことやその対策に関するクイズ形式の問いに答えると許可証が発行されます。
10分以内に終わるのですぐにやりましょう!
下記リンクより申請することができます。
ビザ申請
何度も海外旅行に行っていて慣れている人も多いと思いますが、海外ド素人の僕はとても苦戦しました。
取得するビザ
アメリカのビザの種類は数多く存在します。
その中でも今回取得するのが、B-2ビザ。
90日以内の滞在であればESTAで比較的簡単に申請することが可能ですが、その期間だけではPCTをスルーハイクすることは現実的に難しいです。
そのため、観光ビザに種別されるB-2ビザを申請してください。
DS-160
DS-160とはアメリカに滞在するために必要なビザの発給資格を事前に審査する制度のこと。
知らない文字が沢山出てきて困惑しますが、DS-160からB-2ビザを申請するという流れになります。
必要事項入力するほか、顔写真を添付する必要があります。尚、写真は6ヶ月以内に撮影されたものに限ります。
事前に撮影しておくと手続きがスムーズです。
下記「DS-160」と検索すると出てくるページから必要事項を入力してビザを申請します。(リンクは貼れませんでした。)
入力が完了したら書類を印刷しておきましょう。
面接日程の予約
DS-160を申請したら次に行うのがアメリカ大使館での面接の申請です。
申請の際にDS-160の個人番号を入力します。
下記リンクから必要事項を入力してアメリカ大使館での面接日程を申請します。
面接可能日時はタイミングによっては期間が空いてしまうことがあるため、PCT Long Distance Permitが取得できたらすぐに申請することをオススメします。
僕は申請が遅れたせいで出発が遅れることになってしまいました。。
くれぐれもお気を付けて!!
(追記)
面接の予約日は後から3回まで変更することができます。
3ヶ月以上前に余裕を持って予約することをおすすめしますが、面接可能日時がキャンセル等の理由で空くことがあります。
僕は日程変更手続きをしてビザの面接を約2週間早めることができました。
面接に持参するもの
まず、持ち物について。
①有効なパスポート
②過去 10 年間に発行された古いパスポート
③DS-160 確認ページ
④6ヶ月以内に撮影された背景が白のカラー証明写真(5cm x 5cm)1 枚(眼鏡着用不可)
⑤面接予約確認書
⑥申請するビザの種類に応じた補足書類
計6点、持参する必要があります。(②は該当する方のみ)
①有効なパスポート
有効期限内のパスポート。
②過去 10 年間に発行された古いパスポート
該当する方は持参。
③DS-160 確認ページ
ビザ取得申請した際のページをプリントしたもの。
④6ヶ月以内に撮影された背景が白のカラー証明写真(5cm x 5cm)1 枚(眼鏡着用不可)
5×5cmの証明写真。
⑤面接予約確認書
面接予約完了の確認メールをプリントしたもの。
⑥申請するビザの種類に応じた補足書類
PCT Long Distance Permit
PCT全行程のマップをプリントしたもの。
アメリカに行く目的を英文で書いたもの。
残高証明書(英文・USD表記)
面接
手荷物検査→書類チェック→指紋採取→面接の順で流れていきます。
手荷物検査、書類チェックまでは日本の方が対応していました。
指紋採取と面接はアメリカの方が対応。ただ聞き取りやすく話してくれるため英語が苦手な僕でも受け答えできました。
聞かれた内容は、
こんな感じで想像していた以上にすんなり終了。
前日必死にプリントアウトした補足書類はひとつも見られませんでした笑
面接官の「OK」で面接は5分もかからず無事終了。
僕の場合は全体を通して1時間程で終了しました。
ビザが届くまで
大使館での面接が終了してから3日後の午前中にビザを受け取ることができました。
だいたい1週間〜10日かかると言われていたのであまりの早さに驚きました。
飛行機
飛行機は格安航空会社(LCC)のZIP AIRにてチケットを購入しました。
成田発 - LA着の約10時間のフライト。
チケット料金は片道約68,000円でした。
聞くとこによるとチケットが安い時期にはロサンゼルスまで片道3万円台で行けるみたいです。
これには安すぎて驚きました。
入国審査
アメリカの入国審査は厳しいと有名ですが、僕の場合はそこまで厳しいとは感じませんでした。
基本的には目的や期間、そして所持している現金や貯金額を聞かれることが多いようです。
その他の質問はきっと審査員?の気まぐれなのか、嘘をついていないか確認するために聞いた内容を深掘りしているのか?という感じです。
不安な場合は紙に上記太文字の内容を書いておくとスムーズだと思います。僕は英語が苦手なのでそうしました。
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