嫌だなあ
自分の中には、凄いものが住んでいる。
自分の中には、ひどくよじれて、固くて重いものが、腰を下ろしている。
時に、それらに知らない間に支配される。
気配を隠し、こっそりと近づき、背後から抱き抱える様に、
気付いたら、とんでもない量のヘドロの様な液体が、
口からも耳からも鼻からも溢れ出す。
その頃には、後戻りの道さえ小さく見え、そんな所には戻りたくねえ、しかない。
後はレールを走るだけ。定められたレールを走るだけ。
結末は同じ、不思議なくらいに同じ未来しかない。
それは誰もが。
自分の中には、凄いものが住んでいる。
それは何者でもなく、自分自身の姿。
わかっているなら捨てなさい。
捨てたくないんです。
捨てろ。
うわわあわああああああああああああーーーーーーーーーーーーー