「映画館への飲食物持ち込み」について“なぜ”を5回、繰り返してみた。
先日からnoteを書くことに対する個人的な想いについて、こんな側面があることを何度か書き続けている。
なにげない日常を一歩深く思考してみることで、自分の中でのヒト・モノ・コトの捉え方を変えたいという想い。
それがなんと、「一歩」なんて当たり前だったらしい。とりあえず「五歩」深掘りするクセをつけよ。との記事を読んだので試してみることにした。
note.muを運営するピースオブケイクのチーフ・エクスペリエンス・オフィサー(CXO)、深津さんの記事。
ものごとについて、「なぜ?」を5回繰り返してみる。それだけなんだけど、これが課題解決にものすごく有効な方法なのだ。
深津さんも書いてるけど、
大抵の人間は、2〜3段階深く以上ものごとを考えられない。
いままでの人生で、そのような訓練をうけてきていないからだ。
そうそう、ほんとにそのとおり。ここ数ヶ月、それを心底実感している。
用意されたものを消費するだけ
特に今は考えなくても情報が流入してくる時代で、SNSなどのウェブ媒体から流れてくる「与えられた情報」をただただ消費していくだけになっている自分の思考。
「なぜそうなったか」なんてどうでもよくて、結果を見てやった気になってしまうことが多々ある。表面的に解決しても、もっと根源的な原因によって別の箇所でも同じような問題が発生する可能性があるのに、その根源的原因を見つけようともしなかったことを痛感。
用意されたものを消費するだけの怠慢マシンと化していた。
そんな時代だからこそ、「なぜ?」を5回繰り返すだけで課題の本質を見極める力が向上することが、冒頭の「ヒト・モノ・コトの捉え方を変える」という目標にも近づくことにもなり得る。
映画館への飲食物の持ち込みに関して
先日、豊岡劇場のウェブ投函箱にこのようなメッセージが届いたので、このメッセージについて「なぜ?」を5回繰り返してみた。
Q1|なぜ持ち込みを緩和して欲しいのか?
A1|自分の選んだものを食べながら鑑賞したいから
Q2|なぜ自分の選んだものを食べながら鑑賞したいのか?
A2|より自由なスタイルで映画を楽しみたいから
Q3|なぜ自由なスタイルで映画を楽しみたいのか?
A3|同時に複数の欲求を満たすことができるから
Q4|なぜ複数の欲求を満たしたいのか?
A4|映画を観ること以外の楽しみが同伴者と共有できるから
Q5|なぜ映画を観ること以外の楽しみが必要なのか?
A5|友人を誘うとき、映画+αの付加価値になるから
表面的な解決方法としては「持ち込み規制の緩和」「館内販売メニューの拡充」などだが、本質的なものとして「映画鑑賞と同時に楽しめるサブコンテンツづくり」や「映画鑑賞の価値を同伴者と共有できる仕組みづくり」がこの課題を解決する可能性がある。
これはちょっと極端な例だったので、表層的な解決方法も実施していくことはもちろん、今回本質的なものとして挙げた方法論についてもスタッフと共有・検討していきたいと考えている。
「5つのなぜ?」をクセづける
深津さんのいうとおり、日常で困っている問題を「5つのなぜ?」で5段階、しっかりと掘り下げる。これを習慣化させることが次なる個人的トライ。
ちなみに今回の「5つのなぜ?」を掘り下げるのに1時間半かかりました。早いことが良しというものではないと思ってるけど、もう少しコツを掴むためにも繰り返しやっていくしかない。
また「5つのなぜ?」シリーズを投稿するかもしれない。
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