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2022年振り返り

エンジニア2年目、相変わらず何も成していない。それでもこの一年を振り返ってみる。


ハイライト

  • 猫を飼った

  • 海外技術カンファレンスに登壇した

  • カンムに転職し、クレジットカードのサービス開発を初めた

猫を飼った

雑種の猫を飼い始めた。名前をタビという。足が白い → 足袋 → タビ。もともと野良猫で、保護猫活動をしている方に弱っているところを見つけられ、そのまま譲り受けた形になる。譲り受けた時には生後2ヶ月ほどで体が弱く、猫風邪に罹患しておりくしゃみや鼻水が止まらない状態だった。野良猫だったが人懐っこくて悪戯もせず、半年ほど経った今は元気に家族の一員として過ごしている。

家に来てくれてからというもの、とにかく癒されている。本当にこの家に来てくれてありがとうという気持ち。一生幸せにしてあげたい。

仕事風景


部屋の主人

海外技術カンファレンスに登壇

HasuraというGraphQLのOSSの、年に一度の技術カンファレンスにスピーカーとして登壇した。Hasuraは前職で使用しており、雑なサポートOSSを作ったりパッチをあてたり技術記事を書いているうちにHasuraの中の人に目に留まり、DMでプロポーザルを送ってみませんか(≠登壇しませんか)という誘いが来たことがきっかけだった。

自分は今まで英語を習得する努力から逃げ続けて、全く英語を話すことができないので躊躇していた。が、ダメで元々、どうせ無理だろうという思いでプロポーザルを送ってみた。しばらく連絡がなかったのでほったらかしにしていたのだが、忘れた頃に「プロポーザルが通ったよ!資料を事前に送ってくれ!あと登壇前にMTGをセッティングさせてくれないか?」という連絡を受けた。登壇まで2週間。何も準備していない。死である。急いで資料作成、発表練習をしないといけなくなった。連日仕事終わりにカフェに行き、資料作成をした後にカラオケボックスで一人発音練習をしていた頃が懐かしい。このころはマッチングアプリの開発もしており、能力がない自分にとってはかなりタイムマネジメントが大変だった。ボロボロで資料を作り上げ、同僚に目の隈を心配されながらも発表をやり切ることができた。

登壇資料はこちら。

登壇までは以下のフローで進めた。英訳ツールにはDeepL、英語の発声練習には音読さんを使わせていただいた。課金もした。感謝。
1. 日本語でスライド、発表原稿作る
2. 全部英訳ツールにかける
3. おかしな英訳やごっそり丸められた訳があれば修正する
3. ひたすら発音練習。発表時間内におさまるか・詰まる単語がないかチェック

あまり実感がなかったのだが、10分間のLTでも振り返ってみるとすごいことだったのかなと感じる。NetlifyやMicrosoftなどの開発者に混じって発表できたし、日本から発表を見ていただいたという声も直接いただいている。そしてその縁から、Hasura User Group Tokyoの立ち上げにも携わらせていただくことになった。こちらもどうぞよろしくお願いします。

https://hasura-tokyo.connpass.com/


これは笑い話なのだが、自分の登壇内容だけ字幕が貼られていた。確かに観直すとひどい発音だった…仕方ない。自分は日本人初のスピーカーだったので、ちょっと日本に申し訳なさを感じたのであった。

転職

今年の中頃に転職した。転職した時の感想はこちらにまとめてある。

以前の会社ではリリースしたばかりの新サービスの開発をしていた。リリースしたものの方向性が手探り・かつ大幅な変更が2週間おきに行われる…という今思い返すとかなりハードな状況であった。このころは仕様変更に強く、柔軟に対応できるアーキテクチャ・設計を必死に模索し、思想をどう伝えるかに腐心し、とにかく本を読み漁っていた。だがコロコロ大幅に方向性が変わるサービスってそれボトルネックは設計とかではなくて組織論とかプロダクトマネジメントにあったのではないかと思う。もっと自分は広く視野を持つべきだった。
「たられば」や、当時の自分の能力不足を呪うことはいくらでもできる。これからのエンジニア人生は自分の能力不足で周りに迷惑を与えないように、努力していこうと思う。


そして、転職して株式会社カンムに入社した。このときの感想はこれまたまとめてある。

そろそろ5ヶ月ほど経つが、やることだらけでとにかく楽しい。解くべき問題が山積しており、良いサービスにしていくにはどうすればいいのか、メンバーと考えながら作りあげていく日々にかなり充実感を感じている。そして、決済サービスというドメインの特性上、開発タスクも毎回噛み応えのあるものばかり。今までは必死で新しいライブラリやサービスを追い求めるだけで、どこか目的と手段を取り違えていた節があった。だが、今は正しいものを正しく作るにはどうすればいいのかを考えながら仕事している感がある。この気持ちは大事にしていきたい。
前述の記事にも書いたが、この会社は一騎当千を体現したプロフェッショナルが集まっている。今までも仕事ができる人は見てきたが、ここには「絶対敵わない」と思える人がたくさんいて、難しい問題を解き続けている。最近は三菱UFJと資本業務提携という大きなニュースがあった。錯覚資産に油断するな、自分はまだ何も成していないぞ、どんどんインパクトのある仕事を成していこうな、ということでこれからもやっていきます。

まとめ

来年は趣味のコーヒー焙煎を本格的にやってくぞという気持ち。引き続きOSSの開発や、登壇もチャレンジしていきたい。

今年もお疲れ様でした。

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