「な、なんだってー!」Lineage リネージュ昔話外伝006
グンターサーバーで作ったStorm血盟は仲間に恵まれ、順調にボス狩り血盟として成長していました。
ボスを巡って敵対していた勢力との闘いも、最初は一方的に負けるばかりでしたが、徐々に対等に闘えるようになりつつあったのです。
しかしここで、グンターサーバー(キャラクター育成用サーバー)のプレイヤーからすると「ありえない」と言っても良い出来事が起こります。
前回の記事では「我々も敵対勢力も予期していない、大きな変化」とだけ書きました、それは……「ボスモンスターの強化」です。
ある日のアップデートでボスが強化されるという仕様変更がありました。
「キャラクター育成用サーバーオープン直後のこのタイミングでなぜ……?」
運営会社にそう疑問を投げかけたいところでしたが、文句を言ったところで何一つ変わりません。
アップデート前までは調子がよければ3人程度で倒せたボスさえ、強化後はログイン中のクラン員総出でなければ太刀打ちできないような状態になりました。
人数が少なければボスを倒すことができないため、人手が足りなければログイン中のメンバーが増えるまで待つか、ゲーム外のチャットツールで呼び集める必要がありました。
※冒頭の画像では「巨大守護アリ」というさほど強くなかったボスを8人がかりでようやく倒せているという状態です。
そしてそれは我々だけではなく、あれほどボス狩りに臨むための体制を整えていた敵対勢力からしても、似たような状態だったようです。
ボス強化がされた日、血盟のメンバーから「敵対勢力がボスと闘っているところに遭遇したが、こちらにかまっている余裕がないと見え、見ているだけならPK(プレイヤーへの攻撃)による排除行動を行ってこなかった。」という報告を受けました。
「ボス狩りにおいては、仲間内以外は全員PKで排除」というスタンスだった彼らでさえ、PKに人員を避けない。それほど急激に、すべてのボスモンスターが強化されました。
我々は、そして敵対勢力は、この状況をどのように打開していったのでしょうか。
…続きます。
締めくくりに
このタイミングでのボスモンスター強化のアップデートを受けて、私は約20年前のPC版リネージュでの出来事を思い出しました。
それはPC版の日本サーバーで4つ目のサーバーとなる、アークトゥルスサーバーでのことです。おそらくサーバー開始から1ヶ月も経たない時期の出来事だったと思います。
※友人のカイザードXXさんのnoteでは、2つ目のサーバーであったカノープスサーバーでの様子が書かれています。
その際はPC版においてボスが強化されるアップデートがありました。
すでにサーバー開始から年月が経っているサーバーであれば、プレイヤーのキャラクターやその装備も充分に強化されており、強化されたボスを倒すことができたのでしょう。
強化された分、落とすアイテムも良いものになっていたので、倒せればそれに見合うメリットは享受できたはずです。
しかしその時点でのアークトゥルスサーバーはできて間もないサーバー(今回のグンターサーバーと似たような状態ですね)。
名実ともにサーバー内最強血盟であった「KillingArt血盟」をして、「メンバー総出でも強化されたバフォメットが倒せない。(バフォメットはボスの中では弱い方でしたが、それすら倒せないのです。)」という事態を招きました。
※「RefRain血盟」という中立血盟に援軍の要請を行い、ようやくバフォメットを討伐していました。他にもより強力なボスが存在しましたが、その時点ではアークトゥルスサーバーの誰にも倒せるはずがありません。
今も昔も、どうやらボス強化のタイミングを決める際に、充分にキャラクターが育っていないサーバーが存在することは考慮されないようです。
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