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将棋JK日記#5~新たな出会い(2日目#3)~

前回までのあらすじ

体験教室2日目。
やってきたのは、AとBの2人でCとDは来ず。
やっぱりハードルは高い。
それでも、2人でドンドン将棋にのめり込んでいくAとB。
難しいと思われる駒得問題も難なくクリアーしていき
いよいよ実践に挑戦しようする。


本日の指導の流れ


  1. 駒の動きの確認 
    (スタディ将棋に動き方書いてるので省略)

  2. 1手詰め練習  

  3. ルール、禁じ手の紹介 ←前回

  4. 駒の価値       ←前回

  5. 駒得をしよう     ←前回

  6. 対戦してみよう    ←今回


いざ対戦

王手飛車や王手角、銀の割り打ち、香の田楽刺し・・・
私がすぐに思いつく駒得次の一手を20問以上を
A、Bはサクサク解いてしまい、
時間を見るとまだ30分。

もう一度、1手詰めの練習をするか、
どういう練習をするか悩んだ挙句、

私「一度、対局やってみる?」
A、B「(目を輝かせて)はい!!」
(すごいやる気じゃない・・・)
私「並べ方はわかる?」
B「わかりません・・・」
私「これ見て」
B「あれ?香がない!?」
A「銀がない!?」
私「うそ!?どっかいった!?」
(スタディー将棋の駒のため、見慣れない「表示」に私もどこにいったか苦戦)
A「銀の場所おかしいよ~」
B「ほんとだ~」
A「香と歩が反対だよ」
B「むずかし~。どうやって始めるんですか?」
私「最初だし、ジャンケンで勝った方から~」
A・B「ジャンケンポン!」

というわけで、初対局が始まりました。
体験2日目で将棋ができるなんて・・・

B「どうやって、動かせばいいの?」
A「わからない、わからない!」
私「初めてだし、好きに動かしたらいいんだよ」

初心者の対局はおもしろい。
少し将棋をかじった人の対局では絶対現れることのない形。
飛車を囲っていたり、単身突撃したり・・・
お互いにわからないながら

B「これって、どうしたらいい?」
A「わからない、こうしてみたら?」
B「こうすると?」
A「こうなのかな?」

声だけ聞いていたら、上級者・・・
楽しそうにしてるし、見守っておこう

そうこうしているうちに
詰むや詰まざるや・・・
そこにX君が急遽入ってきました。
このX君、しっかり者で非常に面倒見がいい高校生。

A「これ、どうしよう・・・」
(Aのほぼ瀕死・・・)
B「全然わからない」
X「これさー、ここがこうなってこうなってこうなってるやん?」
A・B「ほーほー」
(わかってなさそう・・・)
X「だから、これをこうするために、どうすればいい?」
B「えー、こう?」
X「それを指すと、こうなるやん?」
B「こう?」
X「そうそう!」
A「ずるい!」
X「Aの方は、玉を逃げないとあかんけど、
  逃げる場所はこことここにしかないやん?
  こっちは相手の駒がたくさんあるよね?」
A「じゃあ、こっち?」
X「そうそう」

あれ?もう私いらくね?
3人で仲良くやってるし・・・
というかいつの間にきみたちは仲良くなったの??


私「時間は大丈夫?」
B「私はいつでもいいけど・・・
 Aは5時だっけ?」
A「いや、大丈夫だと思う」
B「友達待ってるんじゃ?」
A「友達わかると思うし・・・」
B「そう?じゃあ続けようか?」

この後は耳だけ傾けながら、他の子たちを教えていたら・・・
いつしか教室終了時間。
気付いたら2時間経ってました・・・
すごいのめりこんでいたようです。

友達が待ちくたびれたのか
C、D「かえろー」
(え、C、Dじゃない??
 あー、1回目ノリノリだと思ったのに・・・残念)
A、B「ごめん、かえるー」
A「これ(盤面)残しておいてもいいですか?」
私「いいよー」
A、B「じゃあー失礼します」
私「さよならー」

来週の約束取り付けてないけど
盤面残すってことは・・・
来るってことだよね?
C、Dも復活してくれないか・・・

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