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Aスペクトラム周辺について考えていること

ここ最近アセクシュアルについての表象を見かけることが多くなってきたように思う。Aceについて取り上げた本も少しずつだが増えてきたし、ウェブメディアでも取り上げられる機会が増えてきた。

自身はアロマンティックであってもアセクシュアルではないのだが、アセクシュアルきっかけで日本でAスペクトラム全体が取り上げられるようになると嬉しい。

さて、ここからは僕が最近考えていたAスペクトラム周辺のジェンダー・セクシュリティについて、僕の出会った人たちを踏まえての認識(偏見)について語っていこうと思う。ま、一人のアロマが考えてることなので話半分程度に聞いてほしい。

アセクシュアル

Aスペクトラム内では一番認知されているし、自称している人も多いセクシュアリティ。アロマ・アセク表象が一番多めだが、性的惹かれはなくとも恋愛感情のあるいわゆるノンセクシュアルの人もSNS上で結構見かける。

また、自認していないだけでそれっぽい人はわりかし見かける(もちろん断定はしていないし、アセクじゃない?とかも言わない)ので潜在的な層はもっと多そうだと考えている。(アロマやアセクの割合は大体1%)

ノンセクシュアル

ノンセクシュアルという言葉は日本独自で海外だとただ単にアセクシュアルを指すのだが、日本だと恋愛的惹かれはあれど性的惹かれをもたない性的指向を意味している。個人的にはアセクシュアルを自認している人よりカジュアルに使われている印象がある。クィアな人たちはあまり使っていないという点ではXジェンダーという言葉の使われ方に近い気がする。

クィア自認な人たちはXジェンダーではなくノンバイナリーという言葉を使っている印象で、それと同じようにアセクシュアルとノンセクシュアルの間には学歴や文化資本的な何かが垣間見える。

アロマンティック

恋愛的惹かれがないことを指す恋愛指向の一つ。個人的にはアセクシュアルとセットに語られがちなのがちょっと不満でもある。日本で数年前にはアセクシュアルの意味にアロマンティックが含まれていたことが原因だと考えている。海外のredditなどを見ると独立してチャンネルが立てられていて感動する。

日本でアロマンティックを探すと大体アロマ・アセクの人としか会わないので肩身が狭い。世知辛いよね。

グレーロマンティック・デミロマンティック

恋愛的惹かれが起きにくかったり、あっても他人より薄いと認識している恋愛指向。僕の周りの人たちの話によると「時間」について語っている人が多い印象。例えば本人は2〜3年かけて親密度が高まっていくと考えているのに対して、一般的な恋愛スパンの短さについていけないという話はよく聞く話。

クワロマンティック

恋愛的惹かれと友情的惹かれの違いに意味を見出さない恋愛指向。恋愛感情と友情の違いが分からない人や、そもそも親密性を分けて考える必要がないと考えるなど人それぞれだったりする。
個人的には自称している人の高学歴率が高めだと思っている。これは今のところ、クワロマンティックを知る場所が『現代思想』などの一部雑誌などに限られれているからではないかと考えている。

会ったことがないので語るのをやめたセクシュアリティ

グレーセクシュアル・デミセクシュアル リスロマンティック リスセクシュアル など


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