「あの頃から求めている」Ⅱ.戸惑いの頃①
"あの頃"毎日…
水の干上がった
深い、深い井戸の底から
地上に降りそそぐ陽の光を見上げて
憧れる
蛙そのものだった。
小学生の僕は、とにかく、心が「楽しい!」を求めるままに日々を過ごしていた。
そして、毎日クラスメイトの…特に、誰か女の子が自分の名前を出してガヤガヤ話をしているのが、なんとも快感だった。
それが例え、たんなる場末の芸人のダサいやらかしを話題にしてるだけ…みたいな内容だとしても。ね
6年生にあがったある時期、放送委員だった友達のはからいで、給食の時間に流