ハイエナH&N

山形県出身。 人生まもなく折り返し地点?なので、ちびちび自叙伝っぽいものを書いていきま…

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山形県出身。 人生まもなく折り返し地点?なので、ちびちび自叙伝っぽいものを書いていきます。

最近の記事

「あの頃から求めている」Ⅲ.上京

…だから! 高校を卒業したら、なんとしても! 新しい場所で 新しいスタートを切るんだ! 心の奥底で日々、ただただそんな想いを 煮えたぎらせていた。 そして、あっという間に迎えた 卒業式。 前から、後ろから ふるえた涙声で飛び交う 「連絡取り合おうの〜」 「うぢら、ずっと一緒だがらの!」 振り返ると 体育館に入る列なんて崩し放題になりながら、まもなく卒業証書を受け取るであろう女子達による、数人の輪がいくつも生まれていた。 …『泣くかよ、バーカ』 その言葉を心の奥底で

    • 「あの頃から求めている」Ⅱ.戸惑いの頃②

      満たされた小学校時代 戸惑いの中学校時代… と経て スポーツ推薦が認められた僕は 地元の商業高校に入学した。 この高校には、同じ中学からは僕を含め7〜8人が入った程度。 気まずい仲だった同級生もいない、つまり再スタートを切りやすい環境は備わっている! さぁあ学校に部活に…小学校の頃のようなまた輝かしい学生生活を取り戻すのだぁあ〜!! と意気込んだのも虚しく 僕の高校生活は、中学生活以上に苔むしったモノとなっていった。 特に2、3年にあがった頃… 後輩にすらイジられる陸

      • 「あの頃から求めている」Ⅱ.戸惑いの頃①

        "あの頃"毎日… 水の干上がった 深い、深い井戸の底から 地上に降りそそぐ陽の光を見上げて 憧れる 蛙そのものだった。 小学生の僕は、とにかく、心が「楽しい!」を求めるままに日々を過ごしていた。 そして、毎日クラスメイトの…特に、誰か女の子が自分の名前を出してガヤガヤ話をしているのが、なんとも快感だった。 それが例え、たんなる場末の芸人のダサいやらかしを話題にしてるだけ…みたいな内容だとしても。ね 6年生にあがったある時期、放送委員だった友達のはからいで、給食の時間に流

        • 「あの頃から求めている」Ⅰ.まえおき

          僕は、独りだ。 "あの頃"から、ずっと独りだ。 独りで、立ち向かっているんだ。 でも"あの頃"とは少し違う。 "あの頃"からずっと、歩を進めてきた。 時に、駆け抜けてきた。 そして、帰りを待つ存在が「変わった」。 最初からいた「その存在」では無くなった。 一歩に満たない歩幅でも 日々、意識しながら 確実に進めてきた そうして出会った かけがえの無い存在たちが 今日も僕の帰りを待っている。 独りで立ち向かう、けれど 孤独では無くなった。 そんな「無敵なしあわせ」の

        「あの頃から求めている」Ⅲ.上京