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ちょっとデブじゃない?ちょっと、痩せない?
こんにちはSHOです。僕のnoteを読んで頂きありがとうございます。
今回は僕も思わず唸ってしまった「新庄剛志Big Boss」の巧みな話術についてお伝えします。
彼は来季から日本のプロ野球球団の1つである「日本ハムファイターズ」の監督になり、今野球界で最も注目されている人といって過言ではないでしょう。選手じゃなくて監督がこんなに注目されることは珍しいことです。
「監督でなく"ビッグボス"と呼んで」
ということで今後新庄剛志監督のことを記事で書くときは彼に敬意を評して僕も「ビックボス」と呼ぶことにします。来季どうなるかもちろん未知数なのですが、どんな野球を見せてくれるのか今から楽しみで仕方ありません。
今は秋のキャンプということで選手を見て指導を直接行っているところなのですが、今日こんな記事を見かけました。
4年目の清宮幸太郎選手に対して減量を命じたという記事なのですが、彼に対してのコミュニケーションの取り方、人身掌握術がうますぎて思わずダイエットコーチSHOも唸ってしまいました。
ダイエットができない、減量しようとは思っていてもなかなか実行しない人には必ず「理由」があります。これ、なんとなくというのは僕の経験上ですが99%ありません。
清宮選手の場合は「痩せたい」とは思っていなかったようなのですが、減量するように指摘された後、一度抵抗しているんです。
「痩せてしまったら打球が飛ばなくなるのが怖い」
ここです、ここ!「怖い」というところがポイントなのです。清宮選手ははっきりと自分の言葉で感情表現できるところは素晴らしいところです。
・減量したくない
・減量できない
・減量しようとしたけどうまくいかない
人それぞれ色々と事情があるにしても、必ず理由があるのでここで自分に問いかけることが必要です。「なぜ?」と。
これに対してビックボスは
「今もそんなに打球、飛んでないよ。昔の方がもっと飛んでいたよ。昔の方がスリムじゃなかった? 今はキレがない気がするから痩せてみよう」
これと同時に
「痩せた方がモテるよ。かっこいいよ」「痩せて飛距離とかがものすごく下がったら、めちゃめちゃ食って戻せばいいだけ」
これを1回のコミュニケーションで伝えているのです。これはものすごいことなのです。間違いなくこれは「コーチング」です。
問題意識を与え、その問題を解決するために1つの提案をする。答えを与えていないってことがポイントです。その提案を実行した場合の1つのメリットを伝え、もしうまくいかなかった場合の提案もしています。
言葉は悪いかもしれないですが、人は「逃げ道」があるとめちゃくちゃ安心するんです。これは漫画「カイジ」の鉄骨渡りを見ればよくわかります。
もう踏み出したら後には引けない。戻ることは許されず止まったら「死」あるのみの状況。こんな状況、常人は耐えることなんてできません。
もし、一歩踏み出して「怖い」と思ったらやめることができる。そんな条件があったら人間極限まで追い込まれることなんてありません。
なので人は「逃げ道」があると安心するのです。ビックボスは清宮選手に厳しいことを言っているようでしっかりと「逃げ道」を与えてくれているのです。そして、この指摘を受けどう思うか、何を考えどんな行動をするかは清宮選手自身なのです。これをコーチングと言わなくて何をコーチングと言うのだという話なのです。
ビックボスの指導で芽が出るかは分かりませんが、彼自身が並々ならぬ努力家でありメジャーでプレイもした経験もあるから言えることもあるだろうから、どのような選手が活躍するか本当に見ものです。
というわけで今回は以上です。
ここまで読んで頂きありがとうございます。
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