【障害者総合支援法-移動-】 介護福祉士過去問解説 第36回-問題14 第34回-問題13 -社会の理解-
こんにちは、しょうです。
今回の内容は、「障害者総合支援法-移動-」です。
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問題
問題 14 「障害者総合支援法」に規定された移動に関する支援の説明として，最も適切なものを 1 つ選びなさい。
1 移動支援については，介護給付費が支給される。
2 行動援護は，周囲の状況把握ができない視覚障害者が利用する。
3 同行援護は，危険を回避できない知的障害者が利用する。
4 重度訪問介護は，重度障害者の外出支援も行う。
5 共同生活援助（グループホーム）は，地域で生活する障害者の外出支援を行う。
（注）「障害者総合支援法」とは，「障害者の日常生活及び社会生活を総合的に支援するための法律」のことである。
正解
4 重度訪問介護は，重度障害者の外出支援も行う。
解説
障害者総合支援法とは？
障害のある人々が健やかな生活を送り、社会参加を促進するための施策を総合的に推進するための法律
目的
障害のある人々が人権を尊重され、社会的に自立し、生活の質が向上するよう支援する
重度訪問介護とは？
重度の肢体不自由または重度の知的障害もしくは精神障害があり常に介護を必要とする方に対して、身体介助や生活支援、相談や助言、外出の移動など日常生活全般の介護を提供するサービス
要約するならば、重度の身体障害者や知的障害者を対象に、日常生活や外出時の支援などを包括的に提供するサービスといえる
＋
障害支援区分4以上
他の解説
× 1 移動支援については，介護給付費が支給される。
移動支援とは？
・「地域生活支援事業」のサービス
・主に、知的障害や精神障害、身体障害のある方を対象とし、障害のある方が外出する際に、円滑に移動できるように支援を提供するサービス
× 2 行動援護は，周囲の状況把握ができない視覚障害者が利用する。
行動援護とは？
・「介護給付」のサービス
・主に知的障害や精神障害があり常時介護が必要な障害者に対し、行動時の危険回避や外出時の介護、排泄、食事等の支援を提供するサービス
・障害支援区分は3以上
× 3 同行援護は，危険を回避できない知的障害者が利用する。
同行援護とは？
・「介護給付」のサービス
・視覚障害者を対象し、外出する際に、移動や日常生活上の支援を提供するサービス
× 5 共同生活援助（グループホーム）は，地域で生活する障害者の外出支援を行う。
共同生活援助（グループホーム）とは？
・「訓練等給付」のサービス
・障害のある方が、スタッフの生活支援を受けながら他の利用者と一緒に共同生活を送るための住まいの形態
もう1問解いていきましょう！
問題
問題13 重度訪問介護に関する次の記述のうち、適切なものを１つ選びなさい。
1 外出時における移動中の介護も含まれる。
2 知的障害者は対象にならない。
3 利用者が医療機関に入院した場合、医療機関で支援することはできない。
4 訪問看護の利用者は対象にならない。
5 障害が視覚障害のみの場合でも利用できる。
正解
1 外出時における移動中の介護も含まれる。
解説
重度訪問介護とは？（上記の解説と同様）
重度の肢体不自由または重度の知的障害もしくは精神障害があり常に介護を必要とする方に対して、身体介助や生活支援、相談や助言、外出の移動など日常生活全般の介護を提供するサービス
要約するならば、重度の身体障害者や知的障害者を対象に、日常生活や外出時の支援などを包括的に提供するサービスといえる
＋
障害支援区分4以上
他の解説
× 2 知的障害者は対象にならない。
× 5 障害が視覚障害のみの場合でも利用できる。
↓
重度訪問介護の対象は、重度の肢体不自由・知的障害・精神障害
× 3 利用者が医療機関に入院した場合、医療機関で支援することはできない。
↓
障害支援区分６であれば可能
× 4 訪問看護の利用者は対象にならない。
↓
65歳になると、訪問看護（介護保険サービス）を利用することになる
↓
介護保険サービスで行われていないサービスについては、重度訪問介護との併用は可能である
おわりに
今回は以上になります。
皆さんの勉強の一助になれば幸いです。
次回もお楽しみに！
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