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【認知症初期集中支援チーム】介護福祉士過去問解説 第34回-問題86、第33回-問題80 〜認知症の理解〜 

こんにちは、しょうです。

今回の内容は、「認知症初期集中支援チーム」です。

noteの投稿だけでなく、youtubeでも投稿しているので、ぜひチェックしてみてください!

サクッとキーワードを学びたい→note
詳しく学びたい、オーディオブック感覚で学びたい→youtube

どちらもスキマ時間や通勤時間などに勉強できる内容となってます。

みなさんの勉強スタイルに合わせて活用していただければ幸いです。

↓前回の記事はこちらから!↓


問題

問題86 認知症初期集中支援チームに関する次の記述のうち,最も適切なものを1つ選びなさい。
1 自宅ではない場所で家族から生活の様子を聞く。
2 チーム員には医師が含まれる。
3 初回の訪問時にアセスメント(assessment)は不要である。
4 介護福祉士は,認知症初期集中支援チーム員研修を受講しなくてもチームに参加できる。
5 認知症疾患医療センター受診後に,チームが対応方法を決定する。

正解

⭕️2 チーム員には医師が含まれる。

解説

認知症初期集中支援チームとは?
認知症の初期段階にある方や認知症が疑われる方、その家族を支援するための専門的なチーム

*「地域包括ケアシステム」の中に位置付けられている

目的
・早期発見と支援
・医療と福祉の橋渡し

住み慣れた地域でより長く安定して暮らせるように支援すること

支援の流れ
・対象者の発見
・訪問支援
・情報提供とアドバイス
・医療受診のサポート

これらの支援を包括的、集中的(おおむね6ヶ月)に行い、自立生活のサポートをしていく

構成メンバー
利用者、その家族
専門医、保健師、看護師、作業療法士、介護福祉士、社会福祉士 など

他の解説

×1 自宅ではない場所で家族から生活の様子を聞く。

基本的には本人や家族の自宅を訪問し、生活の様子を確認する

×3 初回の訪問時にアセスメント(assessment)は不要である。

初回訪問時には、本人や家族の生活状況、症状、支援の必要性を把握する必要がある

×4 介護福祉士は,認知症初期集中支援チーム員研修を受講しなくてもチームに参加できる。

認知症初期修中支援チーム員という研修を受講する必要がある

×5 認知症疾患医療センター受診後に,チームが対応方法を決定する。

アセスメント情報をもとに支援内容を決めていく


問題 

問題80 認知症初期集中支援チームに関する次の記述のうち、適切なものを1つ選びなさい。
1 認知症(dementia)の人は病院への入院や施設への入所をするべきであるという考えに基づいている。
2 既に認知症(dementia)の診断を受けている人への支援は含まれない。
3 家族への支援は含まれない。
4 支援期間は2~3年である。
5 チーム員会議を開催してケア方針を決定する。

正解 

⭕️5 チーム員会議を開催してケア方針を決定する。

解説 

認知症初期集中支援チームの支援の流れ
・対象者の発見

・訪問支援
  →現在の状況や支援の必要性を確認後、チーム会議を開いて本人の状  
   況やニーズに基づいて支援方針を決定する

・情報提供とアドバイス
・医療受診のサポート

他の解説

×1 認知症(dementia)の人は病院への入院や施設への入所をするべきであるという考えに基づいている。

できる限り、住み慣れた地域での暮らしを支えること

×2 既に認知症(dementia)の診断を受けている人への支援は含まれない。

すでに認知症の診断を受けている人も支援の対象に含まれる

×3 家族への支援は含まれない。

家族への支援も含まれる

×4 支援期間は2~3年である。

おおむね6ヶ月間で集中的な支援を行う


おわりに

今回は以上になります。

皆さんの勉強の一助になれば幸いです。

次回もお楽しみに!

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