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【尿路感染症】 第36回 介護福祉士過去問解説 問題27 -こころとからだのしくみ- 

こんにちは、しょうです。

今回の内容は、「尿路感染症」です。

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どちらもスキマ時間や通勤時間などに勉強できる内容となってます。

みなさんの勉強スタイルに合わせて活用していただければ幸いです。

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問題


問題 27 男性に比べて女性に尿路感染症(urinary tract infection)が起こりやすい要因として,最も適切なものを 1 つ選びなさい。

1 子宮の圧迫がある。
2 尿道が短く直線的である。
3 腹部の筋力が弱い。
4 女性ホルモンの作用がある。
5 尿道括約筋が弛緩している。


正解

⭕️  2 尿道が短く直線的である。

解説

尿路感染症(UTI)とは?

尿路(尿道、膀胱、尿管、腎臓)のどこかに細菌が感染することによって引き起こされる感染症

主な症状

・排尿時痛
頻尿や残尿感
血尿や混濁尿
腰痛や背部の鈍痛
高熱 など

場所によって、腎盂腎炎、膀胱炎、尿道炎と異なる


女性の尿道の方が短く、構造的にも直線的

そのため、細菌が侵入した際に、膀胱までに到達しやすい

尿路感染しやすい

2が正解となる

一方で、男性の尿道は約20センチと長い

前立腺や他の構造物があるため、細菌が膀胱に到達するのを防ぐバリアが多い


他の解説

× 1 子宮の圧迫がある。
× 3 腹部の筋力が弱い。

1について、妊娠中には子宮が膀胱を圧迫し、尿の排出が妨げられることがある
3について、腹部の筋力が弱いことで、排尿が困難になる場合はある

尿路感染症のリスクは低い


× 4 女性ホルモンの作用がある。
× 5 尿道括約筋が弛緩している。

4について、例)エストロゲン→膣や尿道の粘膜を保護する働き

エストロゲンの低下→粘膜が薄くなり、感染のリスクが増加することがある
5について、尿道括約筋の弛緩は、主に尿失禁と関連する

以上のことから、これらは二次的要因としては考えられるが、尿路感染症が起こりやすい要因とはいえない


おわりに

今回は以上になります。

皆さんの勉強の一助になれば幸いです。

次回もお楽しみに!

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