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【嘔吐の対応】 第35回 介護福祉士過去問解説 問題63 -医療的ケア- 

こんにちは、しょうです。

今回の内容は、「嘔吐の対応」です。

noteの投稿だけでなく、youtubeでも投稿しているので、ぜひチェックしてみてください!

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どちらもスキマ時間や通勤時間などに勉強できる内容となってます。

みなさんの勉強スタイルに合わせて活用していただければ幸いです。

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問題

問題 63 Fさん(87歳,女性)は,介護老人福祉施設に入所している。嚥下機能が低下したため,胃ろうによる経管栄養が行われている。担当の介護福祉士は,Fさんの経管栄養を開始して,しばらく観察した。その後,15分後に訪室すると,Fさんが嘔吐して,意識はあるが苦しそうな表情をしていた。介護福祉士は,すぐに経管栄養を中止して看護職員を呼んだ。
看護職員が来るまでの介護福祉士の対応として,最も優先すべきものを1つ選びなさい。

1 室内の換気を行った。
2 ベッド上の嘔吐物を片付けた。
3 酸素吸入を行った。
4 心臓マッサージを行った。
5 誤嚥を防ぐために顔を横に向けた。

正解

⭕️ 5 誤嚥を防ぐために顔を横に向けた。

解説

Fさんが嘔吐して,意識はあるが苦しそうな表情をしていた。

「まだ苦しそうだし、また、嘔吐があるかも?」と予測することは大事

二次リスクとしては、嘔吐物による誤嚥や窒息が考えられる

嚥下機能が低下しており、喉の奥に嘔吐物が溜まりやすくなる

つまり、顔を横に向けるのは適当といえる(横に向けることで嘔吐物が口の外に流れやすくなる)

*体ごと横に向けるのも良い

他の解説

× 1 室内の換気を行った。
× 2 ベッド上の嘔吐物を片付けた。

嘔吐物の匂いによる再嘔吐の可能性はある

換気や片付けも大事だが最優先事項ではない


× 3 酸素吸入を行った。

酸素吸入の判断は医師であり、かつ苦しい表情であることからも最優先ではない

× 4 心臓マッサージを行った。

意識があるため不要



おわりに

今回は以上になります。

皆さんの勉強の一助になれば幸いです。

次回もお楽しみに!

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