GoodSync で疑似階層化ストレージ構成を実現してみた
10GbE 環境のネットワーク&NAS をつくるには時期尚早と冷静に判断し、ローカルのストレージを活用して、NAS の延命策を考えました。
もうずばりというか、この図があれば全て解釈できると思うんですが。
このようにローカルストレージを基本利用して、NAS をアーカイブ・バックアップ用途でホントに必要になった時にあとで確認するようにしました。
Mac Studio に 8TB とか詰んだら途中に余計なものなくても良かったんですが、高すぎてヤバいので、そこは外部の外付けSSDにしました。
某Fusion Driveの様な階層化ストレージ機能を提供するソフトウェアがあれば、何も考えずに使えるんですけれども。自分で必要なファイルは考慮して、基本的にNASへは該当するディレクトリのデータを全て一方向バックアップします。この時、ローカルで削除されたファイルは NAS 側では削除せずため続けるようにしています。これにより、手動での階層化ストレージ管理を実現します。
この同期の仕組みを提供するのが GoodSync です。
Mac で同期を実現するためのソフトウェアはいくらかありますが、この GoodSync は QNAP NAS に daemon を入れて SMB などのオーバーヘッド泣くブロックデバイスへ直接やり取りをしてくれるので転送レートを稼げます。ありがたい。
ファイルの比較ではなく、独自のキャッシュを使って比較を行っているので、同期の計算も速くて素晴らしいです。まぁすでに大量データある場合に同期しあうと更新しあったりして困りますけれど。
同期のタイミングなども選択できるのですが、ファイルの更新時に自動的に更新が走るはずがうまく動かないので、この辺は要調査。
こんな感じで、Mac Studio でも改善できないネットワークアクセスを階層化多段アクセスで回避するような仕組みにしました。