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他人が見ていなくとも、自分には嘘をつかない

久しぶりに自社タワーへ登頂しました。前日に、カレー食べたいな、そういえば、いつもインデアンカレー食べていたな。なんて思い出したら、やたらインデアンカレー食べたくなって、わざわざ大手町を越え、東京駅まで行って、たまごルーダブルを食べてきました。炭水化物の大勝利。今日も、しっかりと辛い。食べ終わった後の水がめっちゃ甘く感じるんですよね。もしかしたら、甘いのかもしれないけど。

ホントのところ、辛いのは大の苦手なんですけど、このインデアンカレーだけは、ついつい食べてしまう。ほかはちょっと辛いと聞いただけで、一切、口にしないのに。なぜだろう、不思議。美味しいカレーは正義。

実は、その昔は辛いのが好きで得意すぎて、CoCo壱番屋でも10辛をたのむことが日常生活でした。そういえば、以前は10辛を超えて頼めたんですよね、店によるかもだけど。あと、夢民とかでも20とか30倍とか謎のコトしてましたし、デスソース系は常備していました。ペヤングにサドンデスかけ過ぎて、真っ赤にして食べたときは、さすがに辛いと感じました。

それが、どうしてこんなことになったのかというと、2014年のできごとです。ノロで1ヶ月まともに食事ができなくなったことがあります。こちらの、わいの本来はメインのblogのまとめに、その時の状況がまとまってます。ノロから回復した後、うどんの味が分かるようになって、そして、辛いものを一切受け付けなくなりました。CoCo壱番屋のノーマルカレーを辛く感じます。

そんなに辛いのが苦手な私でも、ついつい食べてしまう、それがインデアンカレーなのです。地味にカレーパスタの方が好きです。

そんな感じで久しぶりにカレーを堪能した後、我が本社に登頂してきました。でも、ちょっと打ち合わせをして、とっとと帰ってきました。用事がなかったので。

そして、帰りの電車内もいつも通りに読書です。嗜みです。スマホは開きません。

なんですが、となりのおじさんの挙動がちょっとおかしいのです。延々と左手を振っているのです。わたしの右隣にいるから、ちょうど私の右腕にその振動がダイレクトに伝わってくるんですね。これはもう、わたしに対しての新手の攻撃か嫌がらせかのようです。隣に座ってくるんじゃねーよ的な。

そんな風に考えていたとき、不意にピーンときました。歩数稼いでんです、あれ。たまに左手に装着しているApple Watchを見たりしているし。新大塚ついてもまだ振ってやがるから、あまりにもうざいんでのぞき込んでみました。こんな画面でした。

参考画像 (from Apple)

電車っすよ。いま乗ってるの、電車ですよ。速度知ってますか。

きっと、どこかの誰かから記録を残すようにとか、ランニングかウォーキングの記録を残せみたいに言われているんでしょう。やらされているんでしょう。そういうことなんでしょう。そのおじさんは、とにかく記録が欲しいのです。

ありますよね。そういうの。会社から「受けろ」と言われた研修やテストで、雑にクリアして終わりにするケース。なんの身にもならないパターン。いいんですよ。それでも。会社からしてみればやったという実績が欲しいですし。

でもね、よく考えてみましょう。特に今回のケースであれば、そのおじさん本人のために実現すべきコトなんだろうと思われます。会社からなのか、病院からなのか、家族からなのか。それをね。こうやって、雑な別の方法でクリアすることに何の意味があるのか。おじさん本人のために、一切合切、何の身にもならない運動記録が残るんですよ。むなしい。自分に嘘をつくことのむなしさ。諸行無常です。

わたしもね。普段の様々な記録を多少でっち上げて付けてやろうかとか、なんとか連続記録を継続させようとか、いろいろ考えるときはあります。でもそれは、なんの意味もなさないのですよ。自分のために一切ならない。連続記録はてスゴイと思いますが、そういった自己肯定感のための記録はいらないんです。それよりも自分に嘘をつくことが、将来、絶対にストレスや後悔を生みます。

そもそも、左隣にいる別のおっさんに邪魔になるような動作で迷惑をかけてまで、謎の自己肯定感をクリアーすることに、一体何の意味があるのか。これ、人によっては、ぶち切れ事案ですよ。殴られることを覚悟して、そこまでできるのだろうか。

本を読みながら、ああ、絶対自分はもう自分に嘘はつかない、そう誓った丸の内線内でした。

関係ないけど、ラッシュ関係なく都内は人が多いので、やっぱりもう出勤しない。寒いし。

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