サン・ベネデット・ポー〜I Borghi piu belli d'Italia「イタリアの最も美しい村クラブ」〜Vol.33
基本情報
ロンバルディア州・マントヴァ県
人口:39人、標高:18m
サン・ベネット・ポー
グラッツェ村にグラッツェと別れを告げ次の村はサン・ベネット・ポー。何とも面白いネーミングだ。「イタリアの最も美しい村クラブ」に登録されている村は、列車の駅も無い、車でしか行けない様な奥地が多いが、この村にはちゃんとした駅がある。但し、何時間に一本来るか来ないかの雰囲気を漂わせる駅の佇まいだ。この駅から車で2−3分の場所に中心街がある。早速駐車場を見つけバッテリーチャージが出来るスペースに駐車。少し歩くと大きな教会及びその広場が現れる。
ポリローネ修道院とザ・アッビー教会
ポリローネ修道院とザ・アッビー教会がこの村の1番の見所と言える。この修道院は1007年に設立された既に1000年も経過している歴史的建造物だ。ピンク色の外観がどこか可愛らしい。ザ・アッビー教会は白を基調としたとても落ち着いた雰囲気の教会。教会内部も煌びやかではなく非常にシンプルな印象。しかしかなりの大箱とみた。
村中探索
広場を出て、村中を探索するも非常に閑静というか人があまりいない、お店も閉まっている。小さな村という感じでは無いのだがこの静けさは何なんだろうか。建物はパステルカラーで非常に可愛らしい印象。
トラットリア・ダ・マルテ
13時を過ぎていたので駐車場近くで見つけたこじんまりとしたトラットリアに入る。食事が出来る場所があまり見当たらなかったと言うのもあるが、この店を選んで大正解であった。店内に入ると如何にも地元の常連客ばかりで、カメラを数台担いだアジア人に数奇な眼を向けられる。そこは気にせずどっしりと席に座る。食前に提供されたパンとトマトソース辛味が見事なお味。これだけでも良いと思えるぐらいの美味しさで完食。メインは地元料理のアリョーニというスープパスタを注文。茹でたミンチを卵・チーズ等でこしらえたパスタで包んだ料理だ。隣のテーブルで食べている方に料理名を聞き注文した。「地元の名物料理よ!」と親切に教えてくれた。コミュニケーションは大事だ。
たっぷりと充電も完了したところ、次の村へ出発。天気も回復して非常に気持ちが良い土曜日の午後だ。