夏を追いかける旅2023 Vol.1 Matera(マテーラ)
ミラノ〜バーリ
9月の中旬から遅めの夏休みを貰って南イタリアのプーリア州へ。ミラノはこの時期になると朝も暗いしだいぶ涼しくなりすっかり秋の気配。9月中旬のある平日火曜日に、ミラノ・リナーテ空港からITA AIRWAYSでバーリへ。この時点で、アルベロベッロに行くか、マテーラに行くかは決めておらずバーリ空港到着時間によって決めようと画策。そして、珍しくオンタイムでバーリ空港に到着。
この時間帯であればアルベロベッロに間に合うので、空港電車にダッシュ。無事にオンタイムで乗れて順調に進むかと思いきや、これが呆れるくらいのノロノロ運転。バーリ・チェントラーレ駅に着いた頃には僅差のタイミングでアルベロベッロに行く電車を逃した。
次の選択肢は、Trenitaliaのアプリで調べた処、Mola di Bari(モーラディバリ)駅まで電車で行きそこからバスでアルベロベッロへ。ローカル電車に乗って無事にモーラディバリ駅に到着するも、小さな無人駅で駅を降りてもバス停が無い。拙いイタリア語で「バス停はどこ?」と聞くも全員が全員違うことを言う。。ある人は右に行け。ある人はあそこで待て。結局自分の勘を信じて暫く歩いたところで別のお爺さんに聞くとかなり確かな情報が、しかも他の誰かと言っていたことと同じだ。と歩いているとバス停を発見!しかし時刻表を見て愕然。10分前に出発したばかりで次のバスが来るのは一時間半後。。誰かが最初に正しく教えてくれていたら乗れていたのに。。と言ういきなり前途多難な旅に。アルベロベッロで美味しいランチを期待していたが、この時点で13時。お店は1430には閉まるので絶望的。ここで方向転換し、チェントラーレ駅に戻りマテーラに行くことに。夕焼けはマテーラの方が美しそうだ。
マテーラ到着
何とかバーリ・チェントラーレ駅に到着。そこから私鉄Appulo Lucane線に乗り、途中Altamura駅で乗り換えて無事にマテーラ・チェントラーレ駅に到着。古びた駅かと思いきやどの駅よりも近代的で美術館の様な作りでビックリ。観光資産で建設したのだろうか。16時頃の到着だったがまだまだ夏の日差しが照りつける。
サッシ
イタリア南部に位置する町マテーラは、グラヴィーナ渓谷の斜面の岩肌を掘って造られたサッシ(サッシとは岩を意味するイタリア語サッソの複数形)と呼ばれる洞窟住居群が約3000から4000あり、何層にも重なって渓谷を埋め尽くす壮観な景色が広がっている。このマテーラの歴史は古く、この地に人類が住み着いたのは約7000年前と言われている。
Pepperoni Cruska
19時頃から段々とマジックアワーに近づく。一旦リストランテに入りマテーラに来たらどうしても食べたかった郷土料理のおつまみ、Pepperoni Curskaと白ワインを注文。要は唐辛子を揚げて塩を振ったシンプルなおつまみだがこれがなかなか。辛そうでいて辛くない。食べ出したら止まらない旨さ。だが、マジックアワーが近いのでワイン一杯だけで店を出る。
神秘的な夜のマテーラ
そしてマテーラの街は暗闇の中に突如表れた洞窟遺跡の様な何とも神秘的な空間となったのである。波瀾万丈な出だしではあったが、結果的に夜のマテーラを観られたことは大正解。終わり良ければすべて良し。
近代的なマテーラチェントラーレ駅からまた2時間電車に揺られバーリチェントラーレ駅に戻る。流石に爆睡。
続く。
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