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カステッラ・ルクアート(Castell' Arquato)〜I Borghi piu belli d'Italia「イタリアの最も美しい村クラブ」〜Vol.30


まさかの目的地変更

この日はミラノもチンクエ・テッレも快晴と言う予報だったので朝7時半に出発し愛車で一路リグーリア州へ。チンクエ・テッレの隣村的な場所へ村活することに。教訓をもとに早めにEV車の充電をしようとサービスエリアに入るが何故か充電カードが認証されない。接触不良か何かと思い、次のサービスエリアでもその次のサービスエリアでも全く認証されない。仕方がないので、目的地まであと100キロのところでAutostradaを降りて充電ステーションを探す。カフェの前にある充電ステーションで漸く充電開始。ところが、天気予報を見ると、人命に重大な影響を与える暴風がチンクエ・テッレ地方にアラートされている。まあ少し大袈裟だが雲行きも怪しいため急遽、ここエミリア・ロマーニャで村活をすることに。カフェのおばさんも優しかったな。カフェ・マキアートを飲み、Cosi Come のトマトソースを買った。たまたま4.5キロ以内という好立地に村があることを発見。いざその村を目指す。

ロゴマークもしっかりと
このトマトソースが一番美味しい

カステッラ・ルクアート

全く予期しなかったが思いがけなく到着したカステッラ・ルクアート。村に近づくにつれ中世から残っているポデスア宮殿の塔を中心とした村の骨格が目に入る。これは想定外だったがかなり期待が出来そうな村だ。無料駐車場に車を停めていざ塔がある高台を目指す。ロゴマークは大々的には無く、ひっそりと設置されている。

期待がそそられる構図

統一感のある村

この村の特徴と言えば、石畳の路面、そしてその延長戦上とも言える建物も全て石で出来ている。村の端から端まで終始この様な統一感。これぞ「イタリアの最も美しい村」を代表する様な村造りだ。細い路地をくねくねと歩きながら村全体を把握。

高台から見下ろすワイナリーも圧巻。現在はまだブドウが育っていないが春になると一面緑色の美しい斜面が見えるだろう。

教会

いつものごとく教会も厳粛に訪問。


ランチ

事前リサーチも出来ていなかったが雰囲気が良さそうなお店を発見し12時半の開店と同時に入店。もちろん一番乗り。その名は「Ristorante Stradivarius」。非常に愛想の良いお兄さんが親切丁寧にメニューを案内してくれる。どれも捨てがたいがローカルでオススメが食べたいと注文。どれもワインを一緒に楽しみたい料理ばかりだ。サラミの盛り合わせ「I salumi Dip Piacentini」。と豚のグリル「Faraona Disossata Ripiena」を注文することにした。しかし、サラミの盛り合わせの大きさにびっくり。味はパルマが近いこともあり絶品だったが途中で断念し、申し訳ないがお持ち帰りにしたいので、二品目をお願いと注文。次に出てきた豚のグリルのお肉が柔らかいことなんのって。ここ最近食べた豚肉で一番柔らかったと言っても過言ではないし、ソースがまた濃厚で堪らない美味しさ。コッテリコッテリだったがたまには良いだろう。

I salumi Dip Piacentini
Chisolini
Faraona Disossata Ripiena
ホスピタリティ溢れるお兄さんだった

再び村を探索

ランチを終えると曇り空から青い空が見える様になっていた。石造の建物に入るシャドウがとても渋い。


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