minan「ttyl」 - "スキマ"と"揺らぎ" - あとがき

以下で書いた記事について、書き切れなかったことを、雑多にいくつか書いておきたい。


ジャケットについて

結構まじで、このジャケットはめちゃくちゃ良いと思っている。記憶にある限りのすべての音楽作品のジャケットの中でも最高のクオリティだと思った。「ttyl」のロゴとの位置関係含めた、全体的なバランスとか、もう完璧じゃんと。あえて最も気に入った所を書けば、つやちゃんのインタビューにもある通り、眼差し。この眼差しには全ての魅力が詰まっていると思った。

"器用貧乏"について

上でも触れたインタビューでも語っている通り、器用貧乏である自覚があるし、ファンからも言われることがあると。まぁ全然分からなくはない。が、うろ覚えだけれども、どこかでキムヤスヒロが語っていたように、minanの凄いところは確かに器用貧乏と捉えられるかもしれないが、どこに対しても打点高く結果を残せるところが凄いんだと思う。最後は、自分でどう捉えるかでしかないわけだけで、"綺麗な五角形"は確かにありがちに見えるかもしれないが、それはあくまで見た目の形状の話でしかなくて、そこに彩られる色や、深さといった別の軸で考えてみれば、確実にminanらしさがあるし、そこを追求していってほしいなと個人的には思っている。

"8曲"入りEP

このインタビューでなんか良いなと思ったのが、

ミニアルバムには、タイトルと同名の「ttyl」など8曲が収録されています

と書かれているところ。インスト4曲入っている分も含めて、8曲とちゃんと表現するのが、文字数の関係とかで特段意図していないかもしれないけれど、なんか良かった。なんとなくインスト曲は別カウントすることが多い気がしたので、それも1曲に数える感じに人柄が出てるのかもと。

全然関係ない余談なのだが、上の記事、右クリックを完全に禁止していて、今時何がしたいんだろうか、、、と結構考えてしまった。

minanの"肩書き"

なんか面白いなと思ったのが、このツイートでのminanの肩書き。「ソリスト」であり、リリスクの「リードボーカル」であり、レッチルの「パーソナリティ」であり、「着眼力と構成力に長けたエッセイスト」であり、「カルチャー伝道師として現代を力強く泳ぐ"スーパー・ウーマン"」ってあって、流石にやりすぎじゃない?とか思いつつも、一つも間違ってないから凄い。

でも、肩書きとは少しズレるが、一番良いなと思ったのは、この記事での紹介。「才媛」って言葉は初めて知ったのだが、

高い教養・才能のある女性。才女。「―の誉 (ほま) れが高い」

goo 辞書

とあり、完璧な言葉だったので、自分の記事でもこの言葉を使わせてもらった。



ライブでの自らの言葉の通り、このソロを経て、12/25のリリスクワンマンでは、minanの歌にまた一段と深みが増しているように感じた。リリスクと合わせて、多様な肩書きを活かして、今後の活動にもまだまだ期待したい。

※そういえば、このナタリーのライブレポの写真へのキャプションが秀逸(かつシュール)で、かなりツボだったわ。

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