How to develop an effective Martech strategy, 7 marketing ops habits you need to practice and more という記事の中にあった、マーケティングテクノロジー戦略を立てていくためのガイドが参考になったのでメモとして残しておきます。
マーケティングテクノロジー戦略の策定のステップ
上記記事よりポイントを要約させてもらいます。
上記の7つのポイントを示した上で、下記のような記載で締め括られています。
実務におけるハードルとは
動的なシステムの中に生きていると、マーケティングテクノロジーの戦略の構築 ~ 履行は結構難易度が高い領域のように感じます。
とりわけスタートアップのように、事業の成長に伴い、課題が移ろい行き、対応するための人が増え、いろいろな役割を持つチームや組織ができてくると、マーケティングに関連するツールは中長期というよりも、短期的に、トップダウンというよりもボトムアップに(実務の必要性から)導入が進んでいくことが多いように思われます。
ここで稟議を承認する立場にあるマネジメントroleが、将来を見通しつつ、マーケティングテクノロジー戦略を立案し、その方針のもとでツールの設計・導入・運営を行っていけると理想ではありますが、技術やツール自体も日進月歩で進む中で全てを把握・設計するのが難しい側面もあると思います。(半分言い訳です。笑)
こうした点が、近年Marketing operations(MOps)のような機能の必要性を増させている一つの要因になっているように考えます。
また、MOps組織のような専任組織さえ立ち上げれば万事うまくいくということはないと考えています。その理由はいくつかあり、MOpsの業務がこれだけではない(マーケティング組織の生産性最大化というより幅広いミッションを担うため)という点ももちろんあります。
しかしここで指摘しておくべきよりクリティカルな点は、MOps組織に求められるケイパビリティが(上記の記事にもある通り)、
①顧客並びに顧客体験に対する深い理解:
<- 顧客体験を改善するためにやるからです
②マーケティング業務に関する深い理解:
<- マーケティング施策のインパクトそのものを非連続にするような仕事であるからです
③マーケティングテクノロジーツールのシステム的理解:
<- あるべき姿やアイディアを考えたり、フィージビリティを判断できる必要があるからです
という3つの掛け算になっている点だと思います。
この辺を全て兼ね備えた状態に到達している方は、希少性が非常に高いように感じ、それが難易度の高さに拍車をかけているように映ります。
全て兼ね備えた人材の希少性を前提としつつ、上記記事のガイドラインのようなものを拠り所にしながら、より良い顧客体験を届けられるように少しずつ前進していきたいものです。
今週はこの辺で、お読みいただきありがとうございました🙇
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*MOpsについて触れている過去記事には以下などあります
📓この記事について
株式会社タイミーで執行役員CMOを務めている中川が、マーケティング関連の仕事をしている中で感じたことを綴り、コツコツと学びを積み重ねる『CMO ESSAY』というマガジンの記事の一つです。お時間あるときにご覧いただければ幸いです。オードリーのオールナイトニッポン 📻 で毎週フリートークしているのをリスペクトしている節があり、自分も週次更新をしています。
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