後縦靭帯骨化症

こんにちは!柔道整復師のしょーいちです。
今回の記事では後縦靭帯骨化症について解説したいと思います。

後縦靭帯骨化症(OPLL)は国の指定難病にされてる疾患です。
背骨、椎間板の後ろを通る後縦靭帯が骨化することにより脊柱管内で神経を圧迫し様々な障害を出します。
部位によって頸部、胸部、腰部に分けられます。
頸部に多く見られ女性よりも男性に発症しやすく肥満、糖尿病、遺伝などが関係してる可能性があります。
また、似た疾患として黄色靭帯骨化症がありこれは胸部に多く見られます。

症状

神経が圧迫されることにより手足の痺れ、痛み、筋力低下など起こします。
症状が悪化すると歩行障害、巧緻障害、膀胱直腸障害など起こし日常生活を困難にさせます。

検査

レントゲン、CT、MRIなどの画像が有効です。
また、遺伝が関係してることもあるので家族歴をきくことも参考になります。

治療

症状が軽度のものや無症状の場合、経過観察もかねて保存療法が選択されます。
装具による固定、牽引療法、手技など行います。しかし、牽引や手技をすることで症状が悪化することもあるので注意が必要です。
重度のものでは手術が選択されます。

術後に症状が改善されても数年でまた骨化することもあります。
転倒するでけで症状が悪化することもあるので日常生活でも注意が必要です。


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