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目線はカカ越しのこうめ

HAPPY WIFE,HAPPY LIFE。こうめが生まれ、トトはこうめが視界の中心になっていた。でも、ほんの少しだけ感じる違和感。気づけばトトは、カカが今日、どんな表情をしてたか、パッと思い浮かばなくなっていた。

トトが少し忙しくなってくると、
決まって帰宅はこうめが寝てからになる。

帰ると決まって聞いていたのが、
「今日、こうめはどうだった?」

カカも、毎日つけているこうめ日記をパラパラめくりながら、今日の報告をしてくれる。
こうめの珍事件、こうめの摂取カロリー、こうめの新開発ゲーム。まぁいつも、話は尽きないし、トトにとっては平日のメインイベントだ。

でも、昨日、トトはふと違和感を感じた。
「カカと今週、こうめについてしか
ほとんど話してないかも?」

カカは今週、毎日どんな表情をしてただろうか?体調はどうだっただろう?疲れてなかっただろうか?

こうめがどれだけわがまま放題でも、カカが笑っていられる余裕があるかどうか。家族。日々を楽しく過ごしてくれることが、家族の人生を豊かにするはずなのに。何よりも、とても大切な存在のはずのカカのことに、ほとんど頭が向いていなかったことに、冷や汗が浮かんだ。

家に帰った時、話しかける言葉を変えることから始めよう。

「〇〇ちゃん(カカの本名)、今日も一日ありがとう。〇〇ちゃんは今日どうだった?」

こうめはとても大事だけど、
カカにはもっと変わらず笑っていてほしい。
まずは父のポンコツな意識から変えていこう。

#日記 #エッセイ #子育て #育児 #パパの子育て #夫婦 #夫婦の会話

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